傭兵に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

傭兵に向いている性格・適性

「戦うこと」に対する強い覚悟が持てること

「戦いのプロ」として戦場で活躍する傭兵は、戦争のない日本で過ごす日本人にとっては特殊な職業だといえます。

ひとたび戦地に行けば、あちらこちらで銃声が飛び交う中で過ごしますし、命を失った仲間の姿を目の当たりにすることもあります。

そんなとき、もし動揺して何もできなくなれば、傭兵としては失格とみなされてしまいます。

傭兵は、常に生と死の瀬戸際で戦っています。

相当な精神力を持っていなければ、恐怖感に打ち勝つことはできません。

戦うことに対する自分なりの意義を見出し、「必ず任務をまっとうする」という強い覚悟と意思を持ち続けられる人こそが、傭兵に向いているといえます。

挑戦を恐れないこと

傭兵を目指すなら、変化や挑戦を恐れることなく、どんどん新しい環境に自分から飛び込んでいけるような人のほうが望ましいです。

戦場では、毎回いろいろな国から集まった傭兵たちとチームを組むため、初対面の仲間と積極的にコミュニケーションをとることが必要とされます。

外国人と接する時間が多いので、言葉が満足にわからなくても物怖じせず、自分をしっかりとアピールしていけるような人に向いているといえます。

命をかけた仲間を信頼する心

傭兵部隊は、あくまで傭兵一人ひとりが雇い主と契約を結ぶフリーランス集団ですが、戦争は一人きりでどうにかなるというものではありません。

同じ部隊やチームに集まった傭兵たちと信頼関係を築き、連携することが、業務を遂行するうえで非常に重要なものとなります。

極限状況に追い込まれる戦場においては、「同士討ち」の可能性も念頭に置いておかなくてはなりません。

それぞれが高い戦闘能力を有し、危険な武器を身につけているのですから、万が一仲間割れにでもなれば傷つけ合いが始まってしまうかもしれません。

「アイツは何を考えているかわからない」と人を疑うことは簡単ですが、傭兵にとって大切なのは、ともに目的に向かうお互いを信じ合うことです。

危険な状況下において冷静な判断をするためにも、圧倒的な精神力が求められてきます。

傭兵になるには

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傭兵に必要なスキル・能力

健康的で体力に自信があること

過酷な戦場で長期間過ごす傭兵には、人並み外れた身体能力が必要とされます。

スキルや体力はトレーニングによっても身につきますが、そもそも不健康で体力にまったく自信がないという人は、この仕事に向いているとはいえません。

発展途上国は衛生状態のよくない場所も多いですし、戦地の状況によっては森の中や岩陰などで何日も身を潜めることもあります。

そこですぐに体調を崩したりするようでは、傭兵として100%の力を発揮することは非常に難しくなります。

ですから、まずは健康的であることが重要です。

そして、体力に自信があればあるだけ好ましいといえます。

戦闘経験や武器を扱うスキル

実力主義の要素が強い傭兵が生きる世界では、現場での戦闘経験や、武器を扱うスキルが高い人が歓迎されます。

日本ではこうした経験を積むことが難しいですが、自衛隊で過酷な訓練を乗り越えていたり、これまでに海外の外人部隊に所属したことがあったりすると有利にはたらきます。

即戦力にならない未経験者の場合は、なかなか大きな部隊に入るのは難しいので、訓練が受けられる部隊に入って経験を積んでいく必要があります。

傭兵に向いていないのはどんな人?

傭兵は、どこかの会社に所属して長期的に働くのではなく、基本的にはフリーランスとなって、依頼を受けた仕事(戦い)に参加します。

収入面についても決して安定しているとは言い難いですし、いつ命を落とすかもわかりません。

こういった環境で働くのですから、安定志向の人や、冒険心のない人にはなかなか務まらない仕事です。

「傭兵でしか経験できないことがある」くらいの熱意と覚悟を持っていないのであれば、傭兵になるのはあまりおすすめできません。