携帯ショップ店員の需要・現状と将来性
携帯ショップ店員の現状
販売代理店が多数
携帯ショップの多くは各キャリアから販売委託されて成り立っており、それぞれ経営母体が異なります。
その多くが代理店である全く別の会社が運営しているため、待遇は千差万別です。
近年は「格安ケータイ」などの新キャリアが続々登場してきており、ただ営業しているだけで利益をあげていくことは難しいため、さらに競争は激化していくと考えられます。
主力は派遣社員
店舗の中には、ショップ店員は派遣会社に雇われている派遣社員が主力であるところも少なくありません。
勤務態度に問題がない限り長く働くことはできますが、正規雇用のチャンスは非常に少ないのが現実です。
一方で代理店に直接採用されている場合、始めは契約社員である場合が多いですが、実力次第で正社員への道が拓ける場合もあるため、よく確認しておくことをおすすめします。
20代で正社員への就職・転職
携帯ショップ店員の需要
国内における携帯電話の普及率は100％を超えており、今後も減少することはないといわれています。
したがって携帯ショップ及びその店員の需要がなくなることはないでしょう。
ほとんどの手続きがオンラインやコールセンターで完結するようになったとしても、完全に携帯ショップ自体がなくなることは考えられません。
たとえば、携帯電話が壊れてしまいオンラインでの手続きやコールセンターが使えない環境にある、実際に端末に触って使用感を確かめたいといった需要はこの先もあり続けるでしょう。
また、ショップ店員と直接話をしてプランを相談したいという人もゼロになることはないため、今後もショップ店員の需要は高いといえるでしょう。
携帯ショップ店員の将来性
業界内での競争が激化してきていることにより、店員に課せられるノルマもより厳しいものになってきています。
売り上げを伸ばせば収入の向上にもつながり、自身の営業スキルを上げることにもつながるため、努力する価値は十分にあるでしょう。
しかし逆に本意ではない営業活動を行うことや周囲からのプレッシャーにより心身に変調をきたしている店員も少なくないのが現状です。
今後このノルマがどのようになっていくかは、業界の中でも注目されるところです。
20代で正社員への就職・転職
携帯ショップ店員の今後の活躍の場
就職先の選択肢は増加している
これまで国内の携帯電話市場は大手3社の独占状態でした。
しかし、最近では「格安ケータイ」の参入により、競争が激化してきています。
結果、ショップ店員としても働く場所の選択肢が増えてきており、同業種内での転職もしやすくなってきており、この傾向は今後ますます強まっていくと考えてよいでしょう。
キャリアを重ねるのが難しい
携帯ショップ店員は若年者が主力である場合が多く、年齢を重ねると他の事業に異動になるのが一般的です。
長く店員として勤務することを考えた場合、店舗責任者を目指すことになりますが、キャリアを重ねていけるのはごく限られた人のみです。
また、オンラインでの手続きやコールセンターが整備されていくにつれ、ショップ店員として店頭に立つ人の数は徐々に少なくなっていくと考えられます。
将来的には、カスタマーサービスの経験を活かして別な場所での働き方を考えていくことになるでしょう。
