ショップ店員になるには
ショップ店員になるまでの道のり
ショップ店員の就職先
ショップ店員を希望するなら、まずは「正社員で働くのか、アルバイトで働くのか」などの雇用形態を決めて、それに沿った仕事の探し方をするのがベストです。
ショップ店員の就職先は、洋服を扱うアパレルショップ、家具などを扱うインテリアショップ、そのほかに小物や文具などを扱う雑貨ショップなどがあります。
自分の好きなブランドやテイストで選ぶことが多いため、数あるお店からどこを選ぶか、実際に足を運んでみるのもよいでしょう。
未経験者可の求人も多い
ショップ店員の求人では、未経験者可、新人可という募集も非常に多いのが特徴です。
資格や免許が求められることもなく、学歴を気にしないショップも多数あります。
転職の場合は、やはり接客販売経験があると優遇されます。
アパレルからインテリアなどジャンルを超えた転職はもちろん、アパレルからアパレルと同ジャンル間での転職はかなり有利となります。
給料アップや待遇アップなども狙えるため、転職する人も多く、有名なカリスマスタッフなどになると競合ブランドからの引き抜きも珍しくありません。
派遣で働くショップ店員
派遣としてショップ店員になる方法もあります。
派遣の場合、働くお店はもちろん、期間や働き方も自由に選べるのが大きなメリットです。
アルバイトよりも時給が高いぶん、数ヵ月から数年と契約期間が定められており、長くは働けないというリスクがあります。
しかし近年では長期間勤務での求人募集も増えつつあり、募集から採用までに手間のかからない派遣スタッフをメインに募集するショップブランドも多いです。
最長6ヵ月となる使用期間を経た後にそのショップブランドに直接雇用される「紹介予定派遣」という制度を利用するショップも増えてきています。
アルバイトで働くショップ店員
もちろんアルバイトでショップ店員として働くことも可能です。
求人サイトには、アパレルからインテリア、雑貨など数多くのショップのアルバイト情報が載っています。
フリーター向けのショップ店員募集はもちろん、短時間勤務、学生やダブルワーク向けの仕事もたくさんあります。
平日のショップは朝から夕方よりも、仕事終わりの客が増える夕方以降の方が忙しいため、夜だけ働けるアルバイトは歓迎されるのです。
学生でもアルバイトができるショップもあるため、興味がある場合はまずアルバイトから始めるのもよいでしょう。
20代で正社員への就職・転職
ショップ店員の資格・難易度
ショップ店員になるのに、必要な資格はありません。
いずれも人手不足なお店が多く未経験者歓迎というお店も多くあります。
何よりも重視されるのは「笑顔と元気」、そして接客に必要な「おもてなしの気持ち」です。
ただし難しい業務がないぶん、差が付くのも気持ちの部分が大きく、人と差がつきやすい仕事であるということは覚悟しておきましょう。
ショップ店員になるための学校の種類
ショップ店員を目指す場合は、特定の大学や専門学校などの学歴を求められることはありません。
たとえば専門学校に通い、ファッションやインテリア、雑貨について学んだり専門知識を身に付けたりすることは有利になるでしょう。
しかしショップ店員になる際にはしっかりとした研修が行われることが多く、まったく未経験の高卒からでもショップ店員になることは十分可能です。
ただし、最初から正社員を目指す場合は「大卒以上」の学歴が問われることもあります。
特に大手企業であればあるほど、その傾向が強いため新卒で正社員採用を目指す際は注意が必要です。
20代で正社員への就職・転職
ショップ店員に向いている人
ショップ店員として求められるスキルは、接客業全般の経験です。
アルバイトだとしても、接客業の経験者は優遇されるでしょう。
またカルチャーや趣味など、知識が豊富な人は歓迎されます。
音楽好きが集まるショップなら音楽業界の知識は接客にも生かせますし、育児系のグッズを扱うお店なら主婦歴や育児経験が役立つでしょう。
趣味程度の知識でもよいので、自分が詳しいことや得意分野について考え、それを生かせるお店を選びましょう。
ショップ店員のキャリアプラン・キャリアパス
まずはショップ店員から
まったくの未経験の場合、まずは店舗に勤務しショップ店員として経験を積みます。
ショップ店員はたいていの場合入社前の研修がしっかりと行われ、敬語や挨拶から始まり、お声掛けのタイミングや、ディスプレイ、お会計時の手順、お客さまとの間のとり方までを学びます。
初心者や未経験でも安心して始めることができ、実際にさまざまな商品やお客さまに触れるうちに、そのショップやブランドの知識、そして接客方法を身に付けてきます。
ショップ店員のキャリアアップ
ショップ店員となったら、売り上げノルマを達成し、一定の顧客がつくようになれば一人前です。
社員ならば順調にいけば数年で店長に昇格することもでき、アルバイトや派遣スタッフでも実力や成果を認められれば正社員への道も開けます。
店長となり、さらに経験を積むと、本社のSV(スーパーバイザー)やブランドマネージャーとなることもあります。
また、本社へ異動して勤務することも夢ではありません。
ショップ店員を目指せる年齢は?
ショップ店員は基本立ち仕事であることが多く、体力がある20代が採用されやすい傾向は確かにあります。
しかし、一番重要視されるのは、そのショップのコンセプトや客層に合っている人材かどうかです。
20代に人気のあるブランドなら同年代が採用されやすくなりますし、逆に高級感のある商品を扱う場合は、年配の方が採用されやすくなります。
また子どものグッズや洋服を扱うショップでは、主婦や育児経験のある人が優先されるでしょう。
勤務先を探す場合は「自分自身も普段からよく買い物をするお店」や「好きなお店」を選ぶことが大切でといえるでしょう。
就職先はどのように探したらいい?
正社員での勤務を考えるなら、まずはインターネットの求人媒体を探しましょう。
新卒採用を行なっているショップブランドの求人情報が多く見つけられますし、全国に店舗を構える大手ブランドショップなどだと、数百人規模で新卒を採用します。
ショップ店員は人材不足から中途採用も非常に多いため、条件面なども考慮し、自分に合ったショップを探すのがよいでしょう。