溶接工の種類

「手溶接」と「ロボット溶接」

溶接工の仕事は幅広く、担当する業務や溶接の手法によって分類することができます。

まず、近年の溶接の現場を大きく分けると「手溶接」と「ロボット溶接」を行っているところがあります。

「手溶接」はその名の通り溶接工が手作業で火や電気を使って溶接を行うことですが、「ロボット溶接」はある程度の作業をロボットに任せて細かい加工や仕上げのみを人間が行っており、機械に関する知識やオペレーターとしての技術が重要になります。

ロボット溶接機の導入には資金が必要となるため、大手企業を中心に活用されているようです。

このように、大型の工場でロボット溶接のみを行っている溶接工もいれば、地方の町工場で手溶接のみを行っている溶接工もいるのです。

「ガス溶接」と「アーク溶接」

溶接の際にどのようなエネルギーを用いるかによっても、仕事や資格の種類が異なります。

燃焼ガスを使って高温の炎で溶接する場合は「ガス溶接」の資格を持つガス溶接技能者で、電気を使って溶接をする場合は「アーク溶接」の資格を持つアーク溶接作業者です。

この他にも「ステンレス鋼溶接」「チタン溶接」「プラスチック溶接」「銀ろう付」「すみ肉溶接」「基礎杭溶接」「石油工業溶接」などの専門資格があり、溶接工によって専門にしている分野があります。

水中や高層ビルで働く溶接工も

溶接工の仕事は工場や建築現場での作業となりますが、ときには水中や高層ビルで溶接を行うこともあります。

水中というのは海や川、ダムなどのことで、波力発電プラントや海上空港などを建築する際に水中に潜り、水中専用の道具を使って溶接します。

この仕事には「潜水士」の資格も必要で、溶接の技術とダイビングの技術の両方がなければ水中溶接をすることはできません。

建設途中の高層ビルの現場での溶接をする場合も、不安定な場所で迅速に作業を終えなければいけないため、高い技術力が求められます。

どちらも溶接工の中でもトップクラスの難しさを伴いますが、その分給料は高く、やりがいも大きいようです。