薬剤師の勤務時間・休日・夜勤はある?

薬剤師の勤務時間

調剤薬局の場合

薬剤師の代表的な活躍の場は、調剤薬局です。

調剤薬局の営業時間は9時~22時くらいの間で設定されていることが多く、正社員などでフルタイム勤務をするのであれば、この時間帯で1日8時間程度の勤務をすることが一般的です。

調剤薬局の営業時間は、隣接する医療機関の開院時間と合わせるケースもよく見られます。

そのため医療機関が午後休診の曜日には、調剤薬局も合わせて午前中のみ開局する場合があります。

開店中は薬局を訪れる患者さんから処方せんを受け取り、調剤作業を行うのがおもな業務内容となります。

病院が混みあう午前中は、どうしても調剤薬局も忙しくなります。

残業は比較的少なめですが、研修などで診療時間後に残らなければならない日や、週明けや大型連休前の患者さんが多い日には定時を過ぎても仕事をすることがあります。

そのぶん日曜日や祝日など世間の休日には休めることが多いです。

ドラッグストアの場合

ドラッグストアでも、薬剤師がたくさん働いています。

営業時間は店舗によって異なり、開店から夕方頃まで働く「早番」と、午後から閉店まで働く「遅番」といったように、シフト制で働く店もあります。

なお、アルバイトやパートで働く場合は、1日4時間~6時間程度の短時間で、週に2日~5日程度の勤務となることもあります。

薬剤師の休日

薬剤師が働く調剤薬局や病院などは、週に1~2日ほどの休業日がある場合がほとんどと考えて差し支えありませんが、ドラッグストアでは基本的に「年中無休」のところが多いです。

大都市圏の店舗になればなるほど来店者数は多くなる傾向になり、休みなく店を開けるところが目立ちます。

調剤部のあるドラッグストアも週末はカウンターを閉めることが多いようですので、休日は固定的にとりやすいです。

また、他のスタッフと調整すれば希望の日に休みをとったり、有給を使うことで連休にすることも可能です。

調剤薬局では完全週休2日制や月に8~9日の休みを基本とする薬局が多いようですが、隣接するクリニックが土曜日の午前診をしている場合は土曜日の半日だけ出勤となることもあります。

休暇制度については企業ごとに異なりますが、大手の調剤薬局や病院では、年次有給休暇や慶弔休暇などの特別休暇はきちんと設定されていることに加え、育児休業や育児短時間勤務制度などの働くお母さんを支援する制度が整っています。

できるだけ働きやすい環境を見つけるために、就職先を探すときにはこの辺りについてもしっかりと確認しておくとよいでしょう。

薬剤師の残業・夜勤

病院勤務の薬剤師は、交替制で夜勤や残業があることも少なくありません。

日勤の場合は、朝の9時頃から勤務し、入院患者さんの注射薬や点滴用の輸液などを取りそろえ、夕方17時頃には勤務を終えます。

ただし注射や点滴は24時間、休日や祝日も行われるため、病院によっては薬剤師も休日出勤や夜勤をすることがあります。

また、製薬会社に勤める薬剤師の場合は、一般的な日勤のサラリーマンに近い勤務形態となります。

基本的には9時~18時前後の勤務時間ですが、抱えている業務によっては出張や残業も発生しやすいです。

とくに医薬情報担当者(MR)として働く場合は、取引先に合わせた勤務になるため定時に仕事を終えられるとは限りません。

また、打ち合わせの前日には夜遅くまで資料を作成するなど、忙しく働く人が多いようです。

薬剤師は忙しい? 激務?

薬剤師の仕事は、基本的には立ち仕事です。

調剤薬局にしてもドラッグストアにしても、立ったまま窓口で患者さんに応対したり薬を処方したりするのが一般的です。

とくに忙しい店舗で働く薬剤師の場合、ほぼ1日中立ちっぱなしで作業をするうえに、自分のタイミングでトイレや昼食休憩をとることも難しく、体力勝負の仕事になります。

薬剤師は、知力だけでなく、体力も必要なのが大変なところです。

また、薬剤師は、医師看護師と同じように病気のに接する機会が多い仕事です。

普段から風邪をひいている人との接触も多いため、病気がうつらないよう体調管理には注意が必要です。

とくに冬場のインフルエンザやノロウイルスが流行している時期には、薬局にもたくさんのインフルエンザ患者さんが訪れます。

薬剤師が感染症にかかって仕事を休んでしまったら薬局が機能しなくなるため、人一倍気をつけなくてはなりません。

このために、事前に予防注射を受けておく、手洗いやうがいを完璧にする、体力をつけるなど、細心の注意をしながら仕事をしています。

ピークに忙しいシーズンはあらゆることに気を配って仕事をこなさなければいけない点も、人によっては激務と感じるかもしれません。

薬剤師の休日の過ごし方

薬剤師は医療従事者ですが、医師などとは異なり休日に呼び出しがあるようことはほぼありません。

休日はきちんと休息を取ることができます。

ただ、時期によっては学会や職場の会議やカンファレンス、新薬の説明会や法律改正などによる勉強会といった社内研修や、薬剤師向けの講習会などが実施されます。

その場合は休日を返上して勉強に出かけていくこともあります。

また、ブラッシュアップのため、休日にも仕事に関連する情報収集をしたり勉強の時間を取って論文や資料などに目を通すこともあるようです。

薬剤師の1日・生活スタイル