仕事体験談

向き不向きが激しい職種

回答者 : ジジさん(女性/42歳)

職業名 : テレビディレクター現在の状態 : 経験者経験年数 : 12年

仕事内容
勤務地は新宿と赤坂と六本木でした。
どの会社も従業員は40~50人くらいの規模の制作会社。
仕事の内容は音楽系csチャンネルの番組制作、音楽プロモーションビデオ(PV)制作、コンサート会場の送出映像など、音楽系の映像の仕事全般。
主な業務はディレクションでしたが、映像の編集も自分でやっていました。
仕事のやりがい
自分の頭で考えた物を形にしていく、という作業が楽しくて仕方なかったです。
大きなコンサート会場で自分が作った映像が流れて、何千人ものお客さんがそれに反応しているのを見た時には鳥肌が立ちました。
プロモーションビデオを作る時には、その曲やアーティストのイメージを大事にしながらも、今までにない表現ができないかと周りのスタッフとともに試行錯誤しながら1つの作品を作り上げていくのが、とても大変だけどめちゃくちゃ楽しい作業でした。
覚悟しておいた方がいいこと
とにかく体力勝負です。
特に始めのうちは中々家に帰れない、寝れない、という環境での仕事になるので、体力がないとかなりつらいです。
すぐにディレクターになれるわけではなく、本人の能力次第なので、中にはずっとADのまま、結局やめてしまうという人もいて、向き不向きが激しい職種だとは思います。
制作会社やテレビ局の社員としてずっとやっていく人もいれば、フリーになる人、会社を作る人など、仕事さえ確保できるのなら働き方は多様です。
社員でいれば収入は安定しているでしょうが、フリーや会社を作った場合は仕事が取れなければもちろんゼロです。
フリーの場合は、ディレクターとしての能力と仕事をとる営業力もかなり必要になります。(もしくは、腕のいいエージェントを捕まえる、という手もありますが。)
給料・待遇
会社員だったころは、多分同じ年齢の一般職の人よりも金額は多くもらっていたとは思います。
年に1度給料の金額を自分で交渉する会社でした。確か、4年目、24歳で年収は350万くらいでした。
ただ、拘束時間を考えると安かったでしょうね。タイムカードなんてあってないようなものでしたから。
帰り支度をしているところに作業依頼がきてそのまま2日間帰れなかった、なんてこともざらでしたし。
仕事中の食事は製作費から出るので、仕事さえしていれば食費はかからなかったです。
フリーになってからは仕事の大きさによって3万くらいの仕事もあれば30万くらいのギャラの仕事もありました。
この職業の恋愛・結婚事情
同じ業界の人とは付き合いたくない、とは思うものの、別の業種の人とでは会う時間がなかなか取れなくて続かない、そんな状態でした。
別の業種の人の場合は、こちらの仕事を理解してくれる人じゃないとつらいです。
業界内でも、まったく同じ仕事(プロデューサー同士、ディレクター同士など)で結婚という人は、いるんでしょうけど、は私の周りにはいません。
女性の場合、妊娠・出産があると続けるのが大変になるのは確かです。
私もそれをきっかけに仕事を辞めました。
この職業を目指す人へのメッセージ
おそらく、憧れがあって好きで始める、という人がほとんどだと思います。
拘束時間の長さ、大変さは覚悟の上で始めるでしょうから、その辺は大丈夫でしょうけど、思った以上に過酷な状況もあると思います。
ディレクターとして1人立ちできたとしても、いろいろな意味で楽に仕事ができる、というわけではないので、体以上にメンタルを強く持って続けていってください。
自分の腕でやっていく!という思いを強く持って頑張ってください。