通関士の勤務時間・休日

勤務体系の種類

通関士は税関の開庁時間に合わせて業務を進める必要があるため、夜勤やシフト制といった不規則な勤務体系になることはあまり考えられません。

また、税関以外にも依頼主とのやりとりも発生するるうえに、輸入許可が下りるまで貨物を一時的に保管する保税地域の倉庫もたいてい17:30くらいまでが業務時間となるため、不規則な勤務体系で仕事にならないでしょう。

ただし、これは海上貿易の場合で、航空貿易の際は事情が変わってくるようです。

主要な空港ですと夜中でも貨物便が到着する場合もあり、急を要する案件だったりすると即日申告しなければいけません。

そうした状況にも対応できるよう、シフト勤務にして24時間体制にしている会社もあります。

通関士の勤務時間

通関士は税関の開庁に合わせて仕事をするため、一般的には8:30~17:30が定時となることが多いようです。

しかし、税関の開庁と同時に問い合わせをしたい時は8:00に出社し準備をする場合や、税関への輸出入申告が24時間化してからは多少変則的な時間に対応する場合などもあります。

あくまでもクライアントの希望によってスピーディーな通関申告をする時に限るため、通常はそこまで変則的な勤務時間にはならないでしょう。

ただし、航空貿易を担当する場合は昼勤が8:30~17:30、夜勤が23:30~8:30といったように、夜中でも対応できるようシフト勤務をしている会社もあります。

通関士の休日

会社によって土曜日は隔週出勤など多少の違いはありますが、基本的には税関に合わせ土・日・祝日が多いです。

しかし、通関審査が多くなる時期、例えばお盆前やゴールデンウイーク、クリスマスシーズンなどは休日出勤して処理することもあるでしょう。

事前申請をすれば土・日・祝日でも税関は窓口を開き対応してくれますが、税関以外の関係各所にも休日対応してもらうための手続きが非常に手間なので、よほどのことがない限りそのようなパターンの休日出勤はありません。

航空貿易を担当する場合は事情が変わり、シフト勤務を行う会社などは週休二日という就業規則が多く、土・日・祝日が必ず休みとはなりません。

通関士の残業時間

毎月10時間程度の人もいれば、毎月50時間以上の残業をしている人もいるようで、会社や配属される営業所によって差はありますが「残業はある」と考えた方がよいです。

自分の作業遅れならまだしも、クライアントから通関書類が届くのが遅れたりなど外部要因によって残業が発生するケースもあるでしょう。

繁忙期になれば単純に案件が増え、物理的な問題で残業時間が増えるケースも考えられます。

そうした事情に関わらず、輸入であれば配送日が決まっていますし、輸出であれば船や航空機の出航日時も決まっているため、それに合わせて確実に通関申告を完了しなければならないのが、通関士のツライところかもしれません。

昨今は働き方に対する世の中の考え方も変化しているため、週に1度はノー残業デーを設けるなど、組織として残業を減らす取り組みを実施している会社もあるようです。

通関士は忙しい? 激務?

徹夜で仕事するような激務が続くことはないようですが、毎月一定時間の残業はあるため忙しい職業といえます。

ゴールデンウイークやお盆、クリスマスシーズンなど貿易量が増える時期は繁忙期となり、通関士も忙しい毎日を送ることになるでしょう。

特に大きな港や空港などは顕著で、地方に比べれば案件数も多いため平常時でも忙しい毎日を過ごします。

通関申告は通関士しかできませんが、通関士資格の合格率は15%程度と低く、通関士そのものが不足しているのも問題のようです。

通関士の休日の過ごし方

通関士といえども休日の過ごし方はほかの職種の人と変わりません。

家族サービスをしたり、友人や恋人と遊びに行ったりするほか、デスクワークが基本のためジムに行くなどして体を動かしている人もいるでしょう。

ミスが許されず、緻密な書類作成の連続であるため、しっかりと心身のリフレッシュをすることで明日への活力にしているのかもしれません。

通関士の1日のスケジュール・生活スタイル