鳶職人の勤務時間・休日

鳶(とび)職人の勤務時間

鳶職人の勤務時間は、午前8時から午後5時、または午前8時半から午後5時のどちらかに設定されています。

会社員や公務員と比べると、およそ1時間ほど朝が早いのが特徴です。

始業時間までに着替えや準備を済ませておく必要がありますので、出勤は7時台となり、現場によってはもっと早くに出勤することもあります。

冬の時期だと、まだ外が暗い時間帯から起きて支度します。

早起きが苦手な人は、慣れるまでつらいかもしれません。

その一方で、鳶職人は定時を超えて働くことはほとんどありません。

企業によっては、その日の作業が終われば、勤務時間に関係なく、何時であっても帰宅可能としています。

手際よく仕事を終えれば、午前中のうちに帰宅できるという日もあるようです。

鳶職人の休日

鳶職人の休日は、日曜日と祝日に設定されているケースが一般的です。

基本的には土曜日も含めて週6日の勤務となるため、体力的には大変です。

そのかわり鳶職人の給料は日給計算される職場が多く、お金を稼げるのがメリットといえます。

雨や風の強い日は、安全面の問題から仕事にストップがかかり、急に休みになることもあります。

年末年始やゴールデンウイーク、お盆などの期間は、よほどスケジュールが立て込んでいない限りは工事は行われません。

病院が開いていない日は、ケガをした際のリスクが高まるためです。

このように長期休暇については、世間一般の人と同じくカレンダー通りにしっかりと休めるでしょう。

鳶職人の残業

鳶職人は基本的に残業の発生しない職業です。

日が暮れて以降は、手元が見えなくなって仕事をしにくくなるうえ、事故の危険性も高まります。

このため、夕方以降の時間帯は自由で、家族や友人、恋人と遊ぶ、趣味に打ち込む、飲み会に出席するなど、プライベートな予定も立てやすいでしょう。

鳶職人は、体力的な負担は重いものの、ワークライフバランスという点からみれば、すぐれた職業といえます。

鳶職人は忙しい?激務?

近年の鳶職人の仕事は、古くなったマンションやビルの改修工事が増えています。

改修工事は、建物新築工事とは異なり、入居者や建物利用者に配慮する必要性が生じます。

工事期間中は、窓を開けられなくなりますので、暑い真夏の時期は避けられることが一般的です。

このため、夏の終わりとなる9月は足場組立の現場、その工事が終了する12月は足場解体の現場が増えて忙しくなる時期です。

2月ごろには再び足場組立が、夏が始まる直前の6月ごろにはその工事の足場解体が増えるため、忙しくなりがちです。

ただし年間を通してみれば、そこまで仕事量が大幅に変動することは少なく、激務といえるほど工事が集中するケースはまれでしょう。

例外として、急に大型の台風が来る場合が挙げられます。

台風が訪れる前には、足場が倒壊しないように、つなぎ目を補強したり、おおっている養生シートを外したりといった緊急の作業が発生しますので、非常にあわただしくなります。

状況によっては、急な変化に対応できるよう、現場に泊まり込むこともあるようです。

鳶職人の休日の過ごし方

鳶職人は、普段きつい仕事をこなしているぶん、週に1日しかない休日は、ゆっくりと自宅で過ごして、気力と体力の回復にあてるという人が目立ちます。

出かけるとしても、日帰りできる距離までであり、遠出することは困難です。

しかし長期休暇については、まとまって休めるので、旅行を計画したりしてリフレッシュすることも可能です。

なお、休みの日くらいは昼過ぎまで眠りたいところですが、鳶職人は早起きの習慣が身体にしみついていて、明るくなると自然と目が覚めてしまうという声もよく聞かれます。

健康的な生活リズムが身につく点も、鳶職人の魅力のひとつかもしれません。

鳶職人の1日のスケジュール・生活スタイル