鉄鋼会社社員に特有の職種

製鉄所の仕事

鉄鋼メーカーは製鉄所を有していますが、そこでの仕事はおもに、製鉄所内の生産設備のオペレーション業務を行う「オペレーター職」と、設備のメンテナンスや設備改善を行う「保全技術職」に分けられます。

それぞれを詳しく見ていくと、オペレーター職は、高炉・転炉・圧延機といった製鉄所内の鉄鋼生産設備やその周辺設備の運転・監視業務を行う仕事です。

また、生産計画の立案や進捗管理、製鉄所内のエネルギー管理、環境管理などを行う仕事も担当します。

一方、保全技術職は、高炉・転炉・圧延設備といった生産設備やその周辺設備の保守・管理を行います。

設備の安定稼働のためには不可欠な仕事であり、機械系と電気系の2種類に分けられます。

研究所や本社の仕事

製鉄所以外にも、本社や研究所などでは多くの社員たちが活躍しています。

たとえば、鉄鋼研究や先端技術研究などを行う「研究職」。

鉄鋼業界はグローバルで見ても競争が激化しています。鉄鋼素材の研究や最先端技術の研究開発などを行い、技術力を高めながら競争力強化に取り組むことは、大手鉄鋼メーカーにとっても不可欠なことです。

次に、「生産管理」や「設備企画」「生産技術」「品質管理」「設備技術」などの各職種も、鉄を生み出していく鉄鋼メーカーでは欠かせません。

生産スケジュールの作成や進行管理、在庫管理、資材の発注、納期対応などをはじめ、生産された製品の品質チェックなども担当します。

また、どの業界のメーカーでも営業として活躍する人たちがいますが、鉄鋼メーカーでも「営業職」は、自社と顧客をつなぐ役目を担う存在として不可欠です。

鉄鋼業界では基本的にBtoBの法人営業となり、各業界のメーカーや建設会社、商社、官公庁などに対して、相手のニーズをヒアリングしながら、自社製品を営業、提案します。

グローバルビジネスを手がける鉄鋼メーカーでは、海外顧客を専門的に担当する営業職社員もいます。