数学者の生活

研究ありき

生活の中心は数学の研究になります。

研究の内容は主に未解決の問題を解析し、論文にまとめること。

難問の場合、長期間を要することもあります。

論文は学会で発表し、多くの専門家に査読され、その正当性が議論されます。

これにも長い時間がかかる場合があります。

時には睡眠を削ってスパートをかけることも。

解析に没頭して寝るのも忘れてしまう、というのが正しいかもしれません。

また、同様にこれまでになかった数学の問題を発見することも研究に含まれます。これは問題を解くのと同等に骨を折る営みです。

教育活動がメインになることも

研究にどれだけの時間を割けるかはそれぞれの勤務場所によって異なります。

勤務内容が研究のみ、という立場の人は数学専門の研究所に在籍しているほんの一握りの数学者だけです。

多くの数学者は大学を始め、短大、高専、専門学校や高校、中学校などの教育機関で教員として在籍しています。

したがって、学生や生徒への指導に関わる時間もあります。数学者の中にはこちらが主要業務になっている人も多いのが現状です。

出向も多い

勤務先以外でも講義や講演などの依頼を受けて、出向することもあります。

数学の専門家としてあらゆる層を相手に教育活動を行うことに生活の多くの時間を使っています。

また年間、様々な数学関連の学会に出席し、海外出張の機会も珍しくありません。

進化し続ける研究の世界において、最新の研究結果を常におさえておくことは必須なのです。

厳密には休暇がない?

勤務外であっても研究活動に励むことが多いため、明確に休日を設定しないことも多いのが研究職全般にいえる特徴でしょう。

数学の美しさに魅せられ、問題に向き合うことが何よりの楽しみであると豪語する数学者も多く、ある意味では研究と趣味との線引きが曖昧な場合もあります。

また、数学とは全く関連のない職業に就いている場合、研究は余暇で行うことになります。

ハードであるように見えますが、このような状況を苦に感じない人こそ、数学者であり続けることができるといえるでしょう。