数学者の求人・採用の状況

教授職への道のりは遠い

数学者の活躍の場は主に大学などの教育機関です。

中でも大学教授のポストに就くことは多くの数学者の目標でもありますが、非常に狭き門であると言わざるを得ません。

そもそも新卒で教授職として迎えられることはほとんどないため、その前段階である助手、講師、助教授等の役職を段階的に目指していくことになるでしょう。

研究者専門の求人をチェック

潤沢にあるとはいえませんが、タイミングが良ければ専門の求人で講師の募集を見つけることができるでしょう。

大学院を経由して紹介してもらえることもあります。

当然、志願者が殺到するのは言うまでもありません。学生時代に多くの実績を作っておくことが大きなアピールになります。

研究活動がそのまま就職活動に直結すると考えて下さい。

講師として大学との関わりを作り実績を積んでいくことが、その後の進路につながります。

研究職の就職活動は焦らず地道に、が鉄則です。

高専も教授職

高等専門学校に在籍する数学者も多くいます。

高専は5年間を在籍期間とし、短大卒と同等の資格が得られる高等教育機関であり、指導者は大学同様、教授、助教授、講師が受け持ちます。

採用数はやはりあまり多くありませんが大学に比べると目指しやすいでしょう。

公募制であるため、志願しやすいといえます。また、女性を優先して採用する募集もあるのが大きな特徴です。

教員として生計を立てる

中学校や高校で教員として活躍するのも一つです。研究に費やせる時間がとりづらいのがネックですが、前掲の職に比べれば道を切り開きやすいといえます。

もちろん、採用試験を突破するのは容易ではない上、数学の採用は枠が少ない傾向にありますが、努力次第で十分実現できる目標です。

激務ですが安定した収入を得られることは大きな利点。

ただし研究は主に余暇で行うことになるでしょう。

数学専門の研究所とは

国内唯一の数学専門研究機関である京都大学数理解析研究所は定員50名程度の超難関。

在籍している数学者もそうそうたる顔ぶれ。募集は一般に公開されません。とにかく実績を積み、挑戦できる実力の養成に励みましょう。

別分野の専門職を目指す

特に金融機関においては文系学生の採用が主流ですが、専門的な知識を持つ理系の学生を若干名採用し、特別職に就けるという動きが出てきています。

経済を先読みするにはどうしても数学的な能力が必要です。ここで高い実力を持つ数学者が活躍することも出てきています。

その他、数学以外の研究所や官公庁でも同様の動きが見られますが、やはり、大人数の採用ではないため、ポストを勝ち取れる実力が必須です。