数学者の歴史

有史以前から数学者はいた?

数学の歴史は古く、その起源は文明が起こる以前にまで遡ります。

紀元前7万年頃には既に数の概念や計数を示すものが南アフリカの線画から発見されています。

さらに紀元前2万年頃にはエジプトでかけ算の記録がみつかっています。

現在の定理は紀元前に生まれたものも

文明が起こってからは普遍性を仮定する定理が発見されるようになります。

この時に名を残したのが古代ギリシアのピタゴラスです。ユークリッドやタレスなどが著名な定理を発見したのもこの時代です。

数学大国、インド

古代民族の中で顕著な数学的能力を発揮したインド民族は算術や代数の分野ではギリシア人より優れていたともいわれています。

6世紀に活躍したブラーマグプタは「0」の概念を明示した書物を残しています。

12世紀にはバスカラ2世が2次方程式、3次方程式、4次方程式の解法を示しています。

近世、そして近現代への飛躍

13世紀のイタリアのレオナルド・フィボナッチは中世で最も才能があったと評価される数学者です。

インドの優れた計算法を書物にまとめて、ヨーロッパに広めた人物であり、古代の数学から近世の数学へと導いた人物であると考えられています。

17世紀になるとフェルマーの最終定理で知られるピエール・ド・フェルマーが活躍します。

フェルマーの本職は弁護士。数学は余暇で行っていたということには驚かされます。

確率論の基礎を作り、数論の分野での独創性は後世の数学者にも多大な影響を与えています。

1665年に没した後、、息子によって発表されたフェルマーの最終定理が証明されたのは1995年のこと。360年にわたって数学研究の原動力となり続けました。

微積は17世紀に物理学者としても知られるニュートンが発見、その後、ライプニッツによって記法が確立しました。

同じ時期、日本では関孝和が筆算による代数の計算法を発明、和算を高等数学に昇華するために貢献しました。

18世紀になると多面体定理で知られるオイラーを皮切りに多くの偉大な数学者が誕生します。

1936年には数学のノーベル賞ともいわれるフィールズ賞が設けられ、現在に至るまで多くの数学者の目標となっており、数学の発展に寄与しています。