数学者の就職先、活躍の場

教授職を目指す

主な就職先は大学です。教授のポストに就いていることが多くの数学者の理想であるといえます。

ただし、その席はそれほど多いわけではありません。

したがって助教授や講師、助手など段階を踏んで教授職を目指すことになるのが一般的です。

大学以外にも高専や専門学校といった数学の分野に特化した教育機関に在籍している人もいます。

大学も含め、教育現場に籍を置いた場合、自身の研究以外に生徒や学生の指導も主要な業務になります。

特に高専や専門学校の場合、より教育者としての要素が強くなり、同じ数学者でも大学教授とは異なる状況で研究に励むことになります。

小学校を含め、中学、高校で教鞭をとっている数学者の場合、さらに研究に費やす時間はシビアなものになると考えていいでしょう。

研究所は超難関

極めて少数ではありますが数学専門の研究所に在籍している人もいます。

数学専門の研究所は国内では京都大学数理解析研究所の一つしかありません。

在籍しているのは40~50人ほどで、みな国内の著名な数学者です。

紛れもなく、日本の数学研究の中心であり、雑務は極めて少なく、講師として出向することも強制ではありません。

純粋に研究だけで生計を立てることができる場ではありますが、狭き門であることは自明です。

数学以外の研究機関や官庁、民間企業などに特別職として採用されている数学者もいますがこれもごく少数です。

海外で活躍する

海外の大学に留学し、そのまま研究所員として在籍することも可能です。

数学は万国共通の学問。数学研究に力を入れている国を選べば努力次第で活躍の場を得るチャンスを掴むことができるでしょう。

もちろん、語学力向上のための努力も必要になります。

中には海外の大学で教授職に就いている優秀な数学者もいます。

休日だけ数学者?

数学者になるためには大学院の数学研究科を修了し、博士号を取得することが必要です。

この学歴がなければ研究者として生計を立てることはできません。

とはいえ、数学という学問分野の発展に寄与するための資格は一切ありません。

他の職業に就いて生計を立て、余暇を使って研究に励んでいる人も広い意味では数学者であるという見方もできます。

数学への思いがあるところは全て活躍の場であると捉え、目標とするステージに最終的に到達することを長い目で考えましょう。