女性の数学者

女性の割合は極めて低い

数学や物理の分野で活躍する女性が非常に少ないことは紛れもない事実です。

数学のノーベル賞とも呼ばれるフィールズ賞。これまでに受賞した女性は一人もいません。

国内の大学生を見ても理系学部に在籍している女子は12%ほど。

数学者を志願する女性が極めて少数であることが分かります。

また、国内の大学を見ても理系学部において女性教授が一人もいないというところもかなりの数に上ります。

女性は数学が苦手?

脳の構造を考えた時に女性は数学に向かない、と考えられている傾向がありますが、実はそうとも言い切れないことが各種調査で分かっています。

確かに脳の構造は男女で差がありますが、これに優劣があるわけではありません。

例えば数学の問題であれば、脳のどの部分を使って解を導き出すかに違いがあるのであって、どちらが優れているということではないのです。

日本で初めての女子大生は今から100年前、東北大学で誕生しました。その3名は皆、理学部に在籍し、男子学生と肩を並べて努力したそうです。

世の中の風潮により、苦手意識を刷り込まれ理系の道を諦めてしまっている女性はかなりの数に上るのではないかといわれています。

就職面では有利

高等専門学校の教員募集要項を見てみると女性を優遇すると明記されているものが目立ちます。

中には女性限定の求人もあるほどです。

女性の活躍が目覚ましい現代社会において、数の上でどうしても男性優位になりがちな理系学問の世界も変化してきていることが分かります。

もちろん、その他の求人も男女による差はありません。数学者も女性が目指す職業の一つとして考えていいでしょう。

家庭との両立が課題に

研究職全般にいえることですが然るべきポストに就くまでに時間がかかることは理解しておきましょう。研究に多くの時間を割き、実績を積む必要があるため、家族の理解は必要不可欠です。

実際に活躍する数学者からも出産、育児による研究の中断に対する不安の声が多く聞かれます。

国を挙げての対策が望まれ、実際に前項で上げた高専の採用のように変わり始めている流れはありますが、まだまだ発展途上であるのが実際のところです。