スポーツトレーナーのつらいこと・大変なこと・苦労

スポーツトレーナーのつらいこと・大変なこと

信頼が大切な仕事

スポーツトレーナーは、少しの言動で相手からの信頼を得もすれば、失いもする仕事です。

スポーツ選手やアスリートの身体は非常に繊細です。

もし選手からの信頼を失えば、選手の身体に触らせてもらえないどころか、スポーツトレーナーとして活躍できなくなってしまいます。

スポーツトレーナーとして働く上では、常に選手やチームスタッフから信頼を得られるような言動をすることを心がけなければなりません。

選手にどんな言葉をかけるか

スポーツトレーナーが最も苦労することの一つは、選手にかける言葉です。

長く苦しいリハビリを耐えてようやく復帰する選手、成績が上がらず気分が落ち込んでいる選手、いま絶好調の選手ではスポーツトレーナーとしてかける言葉が全く変わってきます。

また全国大会への出場権をかけた試合前、リーグ落ちがかかった試合前では、チームや選手の雰囲気も大きく違うため、そのときどきでどんな言葉をかけるのかをしっかりと考え、選手一人ひとりや試合の空気にふさわしい言葉をかける必要があります。

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スポーツトレーナーの悩み

選手のモチベーションをアップさせる

スポーツトレーナーの仕事の最大の目的は、選手に最高のパフォーマンスをさせることです。

ケガをしたりパフォーマンスが振るわなかったりする選手たちを奮起させ落ち着かせ、安心させる言葉がけをして試合会場に送り出すのが、裏方としてのスポーツトレーナーの役割です。

一般的に選手がスポーツトレーナーを頼るのは、ケガをしたときや体調が万全ではないとき、気分が落ち込んでいるときです。

精神的にもナーバスになっている選手にスポーツトレーナーが掛ける言葉は重要です。

自問自答の日々

スポーツトレーナーが選手にかける言葉は大きな役割を果たしますが、相手に響く言葉を絞りだすことは、実に大変な作業です。

一流のスポーツトレーナーほど、選手に掛けた言葉の一つひとつが、本当にあれでよかったのか、もっといい言葉がけやアドバイスはなかったのかと常に自問自答しているものです。

スポーツトレーナーを辞める理由で多いものは?

スポーツトレーナーは、長く続けられる仕事ではありません。

どれだけ良い成績を上げ信頼を得たスポーツトレーナーでも、体力面などの理由からほとんどの人は40代から50代で引退をしています。

スポーツトレーナーはある意味自分自身を犠牲にして相手に尽くす仕事でもあるため、仕事量の割に給料が安い、拘束時間が長く休日がなかなか取れないなどの環境を理由に離職する人も少なくありません。

スポーツトレーナー引退後は、自分で開業したり雇われたりして治療院や整体院などで働いている人がほとんどですが、後進の指導に当たったり、個人的に選手やアスリートと契約したりしてパーソナルトレーナーとなる人もいます。