ソムリエの資格・試験にはどんな種類がある?

ソムリエの資格の種類は?

「ソムリエ」といっても、日本では国家資格のように働くうえで絶対に必要とされる資格が存在するわけではありません。

現在、ソムリエに関する資格試験としては、複数の民間団体が認定するものが何種類か存在します。

そのうち、ソムリエを目指す人の多くが取得するのが、「日本ソムリエ協会」が認定している「ソムリエ呼称資格認定試験」です。

ソムリエ呼称資格認定試験の受験には、飲食サービス業における3年以上の実務経験が必要となり、取得から3年目以降には上位資格である「ソムリエ・エクセレンス」の受験資格が得られます。

一方、「全日本ソムリエ連盟」が認定している「ワインコーディネーター/ソムリエ」は、実務経験がまったくなくても挑戦できる資格です。

また、ソムリエという呼称ではありませんが、日本ソムリエ協会がソムリエ資格と同日に実施する「ワインエキスパート」、「ワインエキスパート・エクセレンス」も人気の資格です。

ワインエキスパートは実務経験が不要なので、ワイン愛好家や、飲食業での経験が3年未満のソムリエ志望者が多く受験しています。

ソムリエ呼称資格認定試験

ソムリエ呼称資格認定試験の内容・種類

日本ソムリエ協会が実施する「ソムリエ呼称資格認定試験」は、国内ではもっとも認知度の高いソムリエ資格試験です。

ソムリエを名乗って仕事をしている人の多くがこの資格を持っています。

試験では、筆記試験からテイスティング、論述試験、サービス実技までが課され、ワインや接客に関する幅広い知識・スキルが問われます。

ソムリエ資格試験に合格した人は、その後さらに3年以上の実務経験を積むと、上位資格である「ソムリエ・エクセレンス」の受験資格が得られます。

ソムリエ呼称資格認定試験の受験資格・難易度・費用

ソムリエ呼称資格認定試験を受験するには、20歳以上であることのほか、飲食サービス業における3年以上の実務経験が求められます。

日本ソムリエ協会の会員歴が2年以上ある人に限り、必要な実務経験は2年以上に短縮されます。

ソムリエ資格試験の合格率は25〜30%となっており、難易度は高めだといえるでしょう。

2019年に初めて実施された上位資格「ソムリエ・エクセレンス」の合格率は8.2%と、さらに低くなっています。

ソムリエ資格試験を一次試験(筆記試験)から受ける場合の受験料は、会員料金で20,380円、一般の場合29,600円です。

参考:日本ソムリエ協会

ワインエキスパート資格試験

ワインエキスパート資格の内容・種類

日本ソムリエ協会は、上述のソムリエ呼称資格認定試験のほかに、「ワインエキスパート」という資格試験を実施しています。

正式には「ソムリエの資格」ではありませんが、ワインエキスパート資格試験においてもワインの専門知識やテイスティングのスキルが問われます。

一般のワイン愛好家や、実務経験が3年に満たずソムリエ資格試験を受けられない人が多く受験する試験です。

実際に、ワインエキスパートの試験はソムリエ資格試験と同日に実施され、筆記試験のテイスティングの試験内容はほとんど同じです。

ワインエキスパート資格試験では、ソムリエに課される論述試験とサービス実技はありません。

また、ソムリエ資格と同じく「ワインエキスパート・エクセレンス」という上位資格も設けられています。

ワインエキスパート資格試験の受験資格・難易度・費用

ワインエキスパート資格試験は、20歳以上であれば受験することができます。

一般のワイン愛好家が知識を測るために受験するケースが多いため、ソムリエ資格試験とは異なり職種や実務経験は問われません。

試験内容は、ソムリエ資格の筆記試験・テイスティング試験とほとんど同じなので難易度は変わりませんが、論述と実技がないため受験しやすいといえます。

近年では合格率もソムリエ資格より高くなっています。

ワインエキスパートの受験料はソムリエ資格試験と同じく、一次試験から受験する場合、会員料金で20,380円、一般で29,600円です。

参考:日本ソムリエ協会

ワインコーディネーター/ソムリエ

ワインコーディネーター/ソムリエの内容・種類

ソムリエ資格には日本ソムリエ協会が主催するもののほか、「全日本ソムリエ連盟」が実施する「ワインコーデエィネーター/ソムリエ」の資格があります。

ソムリエ呼称資格認定試験と比べると知名度は下がるものの、実務経験を問わないため気軽に受験することができます。

ワインコーディネーター/ソムリエの資格を取得するには3通りの方法があります。

3ヵ月で課題を3回提出すると合格できる「通信プログラム」、会場で2日間の講義・試験を受ける「2日間集中プログラム」、自宅で学習して1年以内に会場で試験を受ける「在宅コース」の3パターンです。

試験を申し込むときに「ワインコーディネーター」か「ソムリエ」いずれかの資格名を選ぶことができます。

ワインコーディネーター/ソムリエの受験資格・難易度・費用

ワインコーディネーター/ソムリエは、20歳以上であれば誰でも受験することができます。

合格率は公表されていませんが、課題の提出や2日間の集中講義・試験で認定されることを考えると、三次試験までおこなわれる日本ソムリエ協会のソムリエ資格試験よりは難易度が下がるといえるでしょう。

とはいえ、ワインは非常に奥深いお酒なので、資格取得にはそれなりの勉強期間が必要です。

受験料はコースにより異なり、通信プログラムでは受講料の76,400円に加え、認定料25,000円、入会金19,000円、年会費15,900円が必要です。

2日間集中プログラムでは137,100円(認定料・入会金・年会費込み)となり、在宅コースでは56,800円(認定料・入会金・年会費は別途)に設定されています。

参考:全日本ソムリエ連盟