視能訓練士のつらいこと・大変なこと・苦労

視能訓練士のつらいこと・大変なこと

患者さんそれぞれの悩みを解消する必要がある

視能訓練士の仕事は、「目の見え方の悩み」を中心とした患者さんとのコミュニケーションが基本となります。

しかし、一口に目の見え方の悩みと言っても患者さんごとにその捉え方・考え方は大きく異なり、現状や将来の目の見え方にどのようなビジョン・考え方を持っているのかを正確に読み取らなければなりません。

そのために必要なのが患者さんとのコミュニケーションなのですが、人それぞれに物の考え方が異なるため、単一的なコミュニケーションのテンプレートで対応するのではなく、患者さんそれぞれに合った接し方が求められます。

結果が伴わないこともある

視能訓練士の仕事は、常に患者さんの目の見え方にフィードバックされるわけではありません。

時には相応の苦労を伴う訓練を行っても見え方が十分に改善されず、患者さんの生活に良い影響を与えられないこともあります。

もちろん患者さんが一番つらいのですが、患者さんと密接に関わって目の見え方を改善しようとしている視能訓練士もまた、結果が伴わないことにはつらさを感じるのです。

年収はさほど多くない

視能訓練士の年収は、勤務先によっても異なりますが400万円前後であるといわれています。

平均年収から見ても高いとは言えない水準であり、何よりも視能訓練士と密接に関わる「眼科医」の年収が1200万円~1400万円ほどであることを考慮すると、年収が1000万円も違う計算になります。

視能訓練士は残業も滅多にないのでなかなか収入を増やすことが難しく、医療関係者の中では低めの年収に悩む人も少なくありません。

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視能訓練士の悩み

技能面での悩み

視能訓練士は、専門的な技術や知識が要求される仕事でもあります。

しかも、医療業界全体にいえることですが医療技術は日々進歩しており、勉強会などで最新の技術と知識を常にアップデートしなければ、患者さんに最高の医療を提供することは難しくなります。

視能訓練士の仕事を続ける中で、そうした最新の技能や知識についていけなくなってしまう視能訓練士も少なくありません。

視能訓練士の知名度の低さ

一般的に「視能訓練士」という職業名は知名度が低いです。

職業を聞かれるときには「眼科関連の仕事」「看護師」と表現する視能訓練士も少なくありません。

眼鏡をかけている人を見定めてしまう

視能訓練士は目の見え方に関わる仕事をしています。

そのため、職業病として街中で眼鏡をかけている人を見かけると、その見え方や眼鏡との相性などを検分してしまう癖がある視能訓練士が多いようです。

視能訓練士を辞める理由で多いものは?

コミュニケーションに疲れる

視能訓練士の仕事は、仕事において「患者さんとのコミュニケーション」や「連携する眼科医とのコミュニケーション」も必要であり、人との関りが密接な仕事であるといえます。

人によってはこのコミュニケーションの密接さに疲れてしまい、視能訓練士を辞めてしまう人も多いようです。

知識や技能が追い付かない

前述のとおり、視能訓練士は勉強会や院内研修に参加して、最新の医療技術や医療の知識を身につけなければなりません。

人によってはそのこと自体にやりがいを感じる人もいるのですが、一方で最新の情報にアップデートしていく中でそれに追いつけなくなってしまう視能訓練士も少なくありません。

結果「自分は視能訓練士や医療分野の仕事に向いていないんだ」と感じてしまい、視能訓練士を辞めてしまうのです。