歯科助手になるためには専門学校に行ったほうがいい? 学費は?
目次
歯科助手は基本的に学歴不問
歯科助手は、歯科医師や歯科衛生士とは異なり、特定の学歴や資格を必要としない職業です。
募集する歯科医院によって、学歴不問、高卒以上など条件は異なりますが、基本的には高校を卒業していれば未経験でも採用される可能性はあります。
歯科助手の業務は、就職してから研修を受けたり他のスタッフから教えてもらったりして徐々に身につけることができます。
医療に関わる仕事なので覚えることは多いですが、意欲さえあれば学校に通わなくても目指せる職業です。
歯科助手になるには専門学校に通うべき?
歯科助手になるのに学歴は不要ですが、なかには専門学校に通って歯科助手の知識・スキルを学ぶ人もいます。
未経験から目指せるものの、一般事務とは異なり専門知識が必要となるため、就職前に歯科助手の業務を一通り学んでおくと、採用に有利になるといえます。
実際の現場では多くの専門用語が飛び交い、治療のサポートでは正しく迅速に対応できる歯科助手が求められます。
専門学校に通って事前に歯科医療の知識を学んでおくと、就職や実務において大いに役立つでしょう。
また、専門学校の多くは民間資格の取得を目指すカリキュラムを組んでいるため、独学よりも効率よく勉強することができます。
歯科助手の専門学校の種類
現在、歯科助手のみに特化した専門学校はほとんどありません。
学校で歯科助手の業務を学ぶ場合は、医療系・福祉系・ビジネス系の専門学校に設置された「歯科助手コース」「歯科アシスタント科」などに通います。
歯科助手を目指すコースの多くは1年制で、歯科医療や保健学、口腔学、歯科医療事務など、実務に役立つ知識・スキルを身につけます。
臨床実習をおこなう専門学校もあり、より実践的な環境で歯科助手の業務を学ぶことができます。
歯科医療事務に欠かせない「レセプト作成」のスキルも習得できるため、就職後には即戦力としての活躍が期待できます。
歯科助手の専門学校にかかる学費は?
歯科助手になるために専門学校へ通う場合、学費は年間で100万円前後となります。
高額に感じるかもしれませんが、3年以上のカリキュラムが必要となる歯科衛生士と比べると、1年間の学費で済むため大きな負担ではないと判断する人も多いです。
コストを抑えて就職の可能性を高めたい人にとっては魅力的な選択肢となるでしょう。
通信講座・Web講座を利用する方法も
専門学校へ通うのは敷居が高いと感じる人は、通信講座やWeb講座を活用した学習がおすすめです。
歯科助手の業務に必要な知識やスキルを習得できる民間の通信講座はたくさんあり、その多くが5万円以内で受講できます。
2〜6ヵ月程度の学習期間を設けている講座が多く、期間中は添削を受けることもできます。
また、民間の資格試験に対応している講座もあり、自宅でテキストを見ながら受験できるため人気があります。
従来のテキストによる学習だけでなく、DVDやオンラインで具体的な実務を学べる講座も増えているので、独学よりも実践に近い学習ができるでしょう。