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仕事体験談

その国、地方の文化や慣習を尊重する気持ちが必要

回答者 : たぬぴょんさん(女性/54歳)

職業名 : 食品輸入販売会社 販売現在の状態 : 経験者経験年数 : 5年

仕事内容
勤務地はヨーロッパの大都市でした。

つまり、「食品輸入販売会社」の「食品」とは「日本食品」のことで、日本から輸入して現地で売るのです。

売り方には卸売りと小売りがありました。

卸売りは、現地で日本食を出すレストランに売ります。

私の担当は卸売り用の伝票作成の他は店での小売りでした。

この仕事を目指した理由は、この都市にできるだけ長く滞在したかったからです。
仕事のやりがい
仕事ではドイツ語が90%で、英語を使う機会もありました。

日本人の同僚とはもちろん日本語で話していました。

自分のドイツ語力でお客さまに商品の説明をして、理解してもらって喜んでもらえるときに一番やりがいを感じました。

例えば巻き寿司の材料がひととおりそろっていたので、巻きすに焼き海苔を置いて、ご飯を乗せて具を巻くなどといったことを説明するのです。

生きた会話により自分の語学力を向上させるという意味でもやりがいがあったと思います。
覚悟しておいた方がいいこと
外国で仕事をするということにおいてはどの国でもそうだと思いますが、その国、その地方の文化や慣習を学び、尊重する気持ちが必要です。

また、ホームシックにかかったり心が弱かったりする人には難しいと思います。

反対に、仕事の進め方を覚えれば外国で独立して事業を営むことも夢ではありません。

すべて自分次第であるということは、自国で仕事する以上です。
給料・待遇
月給は健康保険料や年金、税金などが天引きされた手取り額は日本の同条件で手にする額よりもやや低かったと思いますが、そのかわりに社会保障の手厚い国だったので、総合的には変わらないか、日本の方が下だと思います。

1点注意してほしいのは、その国に骨を埋めるつもりならいいですが、10年も20年も働いた末に帰国となった場合、その国で年金を納めていた期間を日本でもカウントしてもらえる相互協定を結んでいる国とそうでない国があるということです。

滞在期間が長くなる場合は、将来設計の観点から自分が働いている国がどうなのかということをあらかじめ調べておいた方がいいでしょう。
この職業の恋愛・結婚事情
外国で働いていれば、その国の人と結婚へと至る可能性も大きいでしょう。

出産休暇や育児休暇などが充実している国であれば、育児休暇の終了後、母親はまた仕事へと戻り、子どもは保育園に預けて仕事を続けるケースも多いです。

外国人と結婚して外国に住みたいと思うなら、まず外国で働いて自立してじっくり相手を選ぶのもいい方法だと思います。
この職業を目指す人へのメッセージ
外国で仕事をしようと思えば、当然のことながら第一に必要なのは語学力です。

ドイツ語、フランス語、中国語など、行き先によって中心となる言語は違うでしょうが、世界共通語としての英語が必須なのは言うまでもありません。

あとは、メンタルの強さが必要です。

日常の簡単なことだけではなく、外国語でお役所関係、仕事、病院などすべての方面と意志の疎通をきちんとするためには、会話の能力だけではなく「押し」の強さも場合によっては必要になってくることも多いものです。

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