スクールカウンセラーの勤務時間・休日

スクールカウンセラーの勤務体系

スクールカウンセラーの正職員の求人は非常に少なく、私立高校や専門学校、大学などの一部に限られているのが現状です。

ほとんどの人が小中高校の非常勤職員として働いているという特徴があります。

非常勤職員というのは非正規雇用形態のひとつであり、決まった日や時間にだけ仕事をする職員のことです。

毎日学校に出勤する教師や事務員たちとは違い、週に1日か2日ほど指定校に出勤して働きます。

1校では生計が立てられないため、「月曜日と水曜日はA校、火曜日と金曜日はB校、水曜日はC校」というように地域の学校をいくつか担当し、毎日違う学校に出勤しています。

一方、精神科医や大学で心理学を教えている教員など他にメインとしている仕事がある人は、普段は病院や大学で働き、週に1日か2日ほど学校に出勤するという働き方が一般的です。

いまの日本では前者が圧倒的に多く、現場からは「不安定な勤務形態を見なおすべき」という声もあがっています。

スクールカウンセラーの勤務時間

スクールカウンセラーの勤務時間は学校によって違いますが、非常勤の場合、お昼休みをまたいで1日4~6時間程度であることが多いようです。

また学校によっては、スクールカウンセラーが相談を受ける時間を「午前中だけ」「午後だけ」と指定していることもあり、そういう場合は出勤時間も午前または午後のみで半日は休みの形になります。

一方、常勤スクールカウンセラーは朝9時頃から夕方6時頃までの約8時間勤務です。

勤務時間中はおもに相談室で面談や検査をしたり、資料をまとめたりして過ごすことが多いですが、必要に応じて生徒の授業の様子を見たり、保健室登校の生徒を見に行ったり、家庭訪問をすることもあります。

スクールカウンセラーの休日

スクールカウンセラーは学校のスケジュールに合わせて働くため、学校が休みである土日・祝日は基本的に休みになり、仕事が入ることはありません。

夏休みや冬休みなどの長期休暇に入ると、スクールカウンセラーの仕事も休みになることが多いです。

また、仕事の担当案件が少ないスクールカウンセラーの場合は、平日にも休みが入ることもあります。

このように休みは多い仕事といえますが、多くのスクールカウンセラーは非常勤のため、勤務日でない日の報酬を受け取ることはできません。

一方、常勤のスクールカウンセラーは学校が休みの日でも駆り出されたりすることがありますが、代休・手当がついたり、育児休暇・有給休暇が保障されることになります。

スクールカウンセラーの残業時間

スクールカウンセラーは非常勤職員の形で働くことが多く、給料も時給制であることが多いので、残業は少ない傾向にあります。

しかし、月給制や常勤職員のスクールカウンセラーのなかには、生徒が相談に来るのが放課後であったり、保護者との面談時間が勤務時間内に終わらず残業になってしまうこともあります。

また、学校内で暴力事件があったり、いじめなどの大きな問題が起きているときの緊急の打ち合わせなども同様です。

基本的に残業は発生しにくい仕事ですが、生徒の様子をより詳しく知るために自発的に教員と情報共有をしたり、校内会議に参加しながらボランティア残業をしている人も多いようです。

スクールカウンセラーは忙しい? 激務?

スクールカウンセラーの勤務時間は1日4~6時間程度で残業は少ないことから、他の職種と比べてとくに忙しいということはありません。

ただ、非常勤で雇用されるスクールカウンセラーは何校も掛け持ちしているケースが多く、そうするとカウンセリングの必要な生徒も必然的に増えるため、そういった側面からは忙しいといえるでしょう。

また、悩んでいる生徒の多さによって、忙しさも変わります。

地震や津波などの自然災害が起こった地域などでは、人の死に直面したり、自身も災害を体験することで心に傷を負ってしまった生徒も多いため、スクールカウンセラーとしての仕事も忙しくなりがちです。

スクールカウンセラーの休日の過ごし方

毎日のように生徒のつらい悩みを聞いているスクールカウンセラーは、精神的なストレスがたまりやすい職業です。

休日は誰とも会わずにリラックスする時間をとったり、逆に気の合う友達と楽しい時間を過ごすなど、自分に合ったストレス発散方法で息抜きの時間を作ることも大切です。

また、セミナーへの参加や専門書で勉強をする、あるいは自分のカウンセリングスキルについて指導やアドバイスを受ける、といった努力をしているスクールカウンセラーも多くいます。

スクールカウンセラーの一日