左官の求人・採用募集状況

左官の就職先にはどんなところがある?

左官の就職先は、左官工事を請け負っている工務店や建設会社などです。

その大半は、事務職などのスタッフを合わせても総勢10名前後の小所帯であり、なかには親方1人というところも珍しくありません。

組織としても、小規模な会社や個人経営といった形態のほうが多く見られます。

就職先自体は、都市部でも地方でも、幅広くありますが、中小以下の零細企業が多いため、給料面や福利厚生面などは、かなり注意したほうがよいでしょう。

労働時間や労働環境に対する感覚がルーズで、法律に反するようなケースもまだあるようです。

就職先を探す際は、求人情報だけを信用せず、職場見学などにより確認することが大切です。

左官の求人の状況

左官に限らず、建築業界の企業は、人手不足に悩まされているところがほとんどです。

近年は、少子化によって働き盛りの人口が年々減少しているうえ、建築関係の職業は、危険、きつい、汚いという、いわゆる「3K」の古いイメージが強く、若い世代からの人気は高くありません。

既存の職人も、高齢化によって引退する人が相次いでおり、左官は、その技術の継承すら危ぶまれている状況です。

このため、どこの企業も求人活動にはきわめて積極的であり、未経験でも、多少年齢が高くても、やる気があれば歓迎してもらえるでしょう。

「数少ない次世代の職人を大切に育てたい」という方針の企業も多く、かつてのような厳しいスパルタ方式ではなく、やさしく指導してくれるところも増えています。

これから左官職人を目指す人にとっては、かなりめぐまれた環境でしょう。

左官の就職先の選び方

教育体制で選ぶ

左官は、仕事の手順から道具類の扱い方、塗りの技術、職人としての心がまえまで、先輩や親方から現場で教わることになります。

「どのように指導してもらえるか」によって、左官職人としてのその後のキャリアが決まってしまいます。

左官の就職先を選ぶ際には、給料面などではなく、職場の教育体制をまずは最優先して考えてみるべきです。

どこの企業も、おおむね新人に対して熱心に指導してくれるとはいえ、人員の数や代表者の意向などによって、教育体制にはかなりの差があります。

見習いとしての研修期間ひとつとっても、1ヵ月ほどで終わる職場もあれば、4ヵ月ほどの時間をかけて基礎から指導してくれるところもあります。

各企業をじっくりと比較しましょう。

独立に役立つ先を選ぶ

左官は、一人前となると、独立開業することも可能な職業です。

独立したい気持ちがある人は、やとわれているうちに、できる限り高い技術を身につけたほうが良いでしょう。

高い技術を教えてもらうには、名のある親方に弟子入りするのも1つの方法です。

腕の立つ親方の仕事ぶりを間近で見られることは、何よりも価値のある経験となるでしょう。

修業期間の生活は、金銭的にも、また精神的にもかなり苦しいかもしれませんが、あくまで長い職人人生のなかの一時のことだと思えば、割り切って耐えられるはずです。

残業時間の少なさで選ぶ

左官は、建築関係の職業のなかでは例外的に、残業することもある職業です。

屋内での仕事がメインであり、また騒音や振動が発生する作業も少ないためです。

立ちっぱなしで重いものを運んだりする長時間の肉体労働は、心身ともに非常にハードであり、とくに慣れないうちは大変です。

左官の就職先のなかには、人材を確保する目的もあって、「残業時間ゼロ」「毎日5時帰宅可能」をうたっているところもあります。

無理なくマイペースに働きたい人は、そのような就職先を選ぶとよいでしょう。

仕事だけでなく、家事や育児、介護など、家庭生活との両立が必要な場合は、残業時間の少ない企業で働くメリットは非常に大きいといえます。

左官の志望動機・面接

左官の志望動機については、あまり深く思い悩む必要はなく、どうして左官に興味をもったのか、どうして数あるなかからその志望先を選んだのかという2点に絞って、簡潔に述べてみましょう。

「手に職をつけ、一流の職人になりたいから、資格取得の支援制度がある御社で働きたい」というように、左官を目指した理由と志望先の特色が一致しているのが望ましいでしょう。

「海外でも活躍したい」「寺社などの伝統建築まで手掛けられるようになりたい」「独立して経営者になりたい」など、将来のビジョンまであわせて語ると、印象がぐっと良くなります。

面接においても、礼儀正しく、明るくハキハキとした態度を心がけるのがたいせつです。

明確な目標や志望動機をアピールし、企業にとって有望な人材と思ってもらえれば、採用されやすくなります。

就職先はどのように探したらいい?

左官の求人情報は現状かなり豊富にあり、一般の求人情報誌や求人サイト、建築関係専門の求人サイト、転職サイトなどで簡単に見つけることができます。

ただ、左官の求人は、正社員採用もあればアルバイト採用もありますし、給料も日給制のところもあれば月給制のところもあり、かなりバラエティに富んでいます。

ただし、左官業を営む企業のなかには、社会保険が整備されていない会社もあるので注意しましょう。

最初の一歩でつまづかないためにも、就職先選びは慎重に行いましょう。