仕事体験談
カウンセラーとしての役割も持つ仕事
回答者 : テラムさん(男性/26歳)
職業名 : 作業療法士現在の状態 : 現役経験年数 : 4年
- 仕事内容
- 作業療法士なのですが、リハというよりも相談業務に近い仕事をしています。地域の相談ルームでいろいろな人から相談や悩みを受けていくなかで、どうすれば良いのか、今どのような状況になっているのかを伝えていくことになります。心のケアに近いものがあり、カウンセラーとしての役割も持っているということができるかもしれません。
- 仕事のやりがい
- 人の相談に対して本気で考えていくことができ、それを良い方向に導くことができた時には大きな達成感があります。障害を持った人だけでなく、健常な人からの相談も多くあります。そんな中、作業療法士の力は健常な人にも生かしていくことができると感じられるのもやりがいにつながっているかもしれません。
- 覚悟しておいた方がいいこと
- 一般的に知られている作業療法士の姿ではないので、理解をされない時もあります。また時には作業療法士であるということを忘れ、仕事をしていくことも必要になります。自分が作業療法士であるという強いこだわりがありすぎると、やりがいを感じられなくなってしまうこともあるかもしれませんね。
- 給料・待遇
- 給料は他の領域の作業療法士に比べると大きく下がってしまうこともあります。作業療法士ではなく相談員という扱いになることも多く、当然資格はちょっとしたおまけという扱いを受ける事もあるかと思います。休みなんかは充実していることが多いです。ただ、相談件数が多くなってくるとなかなか羽を伸ばして休みを取るということが難しくなってしまうこともあるかもしれません。
- この職業を目指す人へのメッセージ
- 相談業務などは精神科に近いものがあります。しかし精神科で働いている作業療法士とはまた違う可能性を持っていることになります。当然他の領域にもない可能性を持っています。作業療法士として新しい道を開いていきたいと思っている人にとってはオススメの道になるのではないでしょうか。