仕事体験談 体力がないとちょっと厳しい 回答者 : りえさん(女性/41歳) 職業名 : 作業療法士現在の状態 : 経験者経験年数 : 15年 仕事内容 3年ほど前まで作業療法士として働いていた者です。今は少し現場から離れてしまっているのですが、現場で働いていた時には、総合病院のリハ室で仕事をさせてもらっていました。どのような人にリハをしていたのかというと、整形疾患の人から、内部疾患の人までさまざまでした。一日中リハに励むことが多く、一日の仕事を終えると、そこで疲れきってしまうなんてこともありました。入院している人の、個室まで足を運んで、そこで個別のリハなんかをやることもありました。 仕事のやりがい リハに関わる者として技術を上げていけるのがやはり大きかったですね。作業療法士としてはもちろんなのですが、同じリハで関わりが深かった理学療法士の知識を取り入れることができる場面もありました。総合病院なので、他の職業の人と関わる事も多く、いろいろな視点で人を見るということを学ぶことができました。そのおかげで、視野が広くなった気もします。 覚悟しておいた方がいいこと 病院の中を一日移動するくらい動くことが多いです。そのため体力がないと少し厳しいでしょう。後は、施設の部屋や道具の位置をどれだけ早く覚えることができるかです。これは院内を移動していれば自然と覚えられますが、覚えられないうちは、時間的な余裕をしっかりと作って、移動をする必要があります。 病院の中にいる時はひとりの医療従事者としての誇りを常に持っておく必要があります。ふと気を抜いてしまったときに、その姿を患者さんに見られて信用を失ってしまうなんてこともないわけではありません。 給料・待遇 給料的には30万円前後であることが多かったです。私の同僚の場合役職などについていくことでもっともらっていた記憶があります。ただ、休日や休憩時間は変則的になることが多く、シフト制で休みを取ることも多くなります。長く働いていくと慣れてしまうことも多いですが、それでも他の職域の人と休みを合わせることができないということはなかなかつらいことになってしまうこともあるかもしれません。 この職業を目指す人へのメッセージ リハの職業として前線に出ていきたいと思っている人にはオススメです。作業療法士は近年ではリハの現場ではない学校などでの活躍も期待されています。作業療法士はリハの職業であると割り切れる人であれば知識や技術をしっかりと学んでいけるでしょう。 前の記事へ 次の記事へ
病院の中にいる時はひとりの医療従事者としての誇りを常に持っておく必要があります。ふと気を抜いてしまったときに、その姿を患者さんに見られて信用を失ってしまうなんてこともないわけではありません。