臨床心理士の勤務時間・休日

臨床心理士の勤務体系

  

臨床心理士として働いている人のなかには、正規雇用の人と非正規雇用の人がいます。

正規雇用の人は病院の職員や地方公務員の心理職として雇用されており、フルタイムで働いています。

しかし、こうした求人は決して多くはありません。

現状としては非正規雇用が多く、契約社員やパートで働いている臨床心理士が目立つ業界です。

非正規雇用の場合、1日に4〜5時間程度の勤務であることも珍しくありません。

あるいは週に数日クライエントのカウンセリング予約が入っている日だけの出勤になることもあります。

基本的に常勤よりも短時間の勤務となることが多いです。

そのぶん収入も少なくなってしまうので、複数の職場を掛け持ちして働いている人もいます。

臨床心理士の勤務時間

                      

臨床心理士の勤務時間は、勤務先や雇用形態によって異なります。

まずは、福祉施設や民間の研究機関、また一般企業などに常勤や正社員として勤務する場合。

朝9時から18時頃まで、実働7〜8時間程度の勤務となることが多いようです。

これは一般的な企業に勤めるサラリーマンの働き方と同じような勤務と考えてよいでしょう。

地方公務員の心理職の場合も、他の公務員に準ずる勤務時間です。

その一方で、仕事帰りの会社員を対象とするクリニックの場合は、朝は遅めのスタートで20時や21時まで勤務するところもあります。

病院での勤務であれば、職場によっては「早番」「遅番」などの形で働くシフト制となります。

まれに当直が入る可能性もあります。

臨床心理士の休日

 

臨床心理士が活躍するフィールドでは、土日祝日を休日とする職場が多いようです。

たとえば、学校のスクールカウンセラーや企業の保健室でのカウンセリングは、基本的に土日祝日は休みになります。

一方、総合病院など定休日がない職場に勤務する場合はスタッフが交代で休みを取り、平日が休日となる可能性もあります。

お盆休みや正月休みは暦通りに取れることが多いようです。

また、常勤の場合は週休2日制が基本となりますが、非常勤の場合は週5日フルタイムで働けないことが一般的です。

そのため、いくつかの職場を掛け持ちして働いている人が多いのが現状です。

見方を変えれば、非常勤のほうが自分次第で休日を自由に設定しやすいともいえます。

臨床心理士の残業時間

  

残業の状況も働き方や勤務先の体制などによってまちまちです。

個人経営のメンタルクリニックのような人員が多くない職場では、一人あたりの業務量が多くなる傾向があります。

時間外でカウンセリングの記録をつけたり、各種の事務作業を行うためにどうしても残業時間が多くなることがあるのです。

クライエントがあってこその仕事なので、相手の都合によっては日によって決まった勤務時間が多少ずれることも考えておかなければなりません。

臨床心理士に夜勤はある?

  

臨床心理士は医療や福祉、教育、司法など多様な領域で活躍しています。

基本的には、毎日のように夜勤があったり月に何十時間もの残業があったりというケースは、さほど多くないようです。

しかし、勤務時間が終わってから自主的に専門書を読んだり勉強会に出席したりすることは珍しくありません。

これは夜勤とはいえませんが、実質的には仕事の延長線上にあるものとはいえるでしょう。

専門性の高い職業だけに、こうした時間を自分で作ることも大切です。

臨床心理士は忙しい?激務?

  

ストレスが蔓延する現代社会。

子どもから高齢者まで、多様な心の問題に悩む人が増えています。

それと同時に臨床心理士に期待される役割も大きくなっていることは間違いありません。

しかし、その仕事がどれだけ大変かということに関しては、一概にいえるものではありません。

人によっては、待遇に恵まれない職場にいて「仕事と給料が見合っていない」「他の医療系の専門職よりもハードワークだ」と感じることもあるでしょう。

資格を維持するために専門的な勉強を続けなければいけないので、こうした学習時間を苦痛に思う人もいるようです。

これに関しては他の専門職も同じような状況ではあるので、個人の感じ方や受け止め方次第になるでしょう。

臨床心理士の休日の過ごし方

臨床心理士は、人の心の問題と向き合う職業です。

ときにはクライエントの負の感情を真正面から受け止めることもあり、自分自身の心まで疲れてしまうこともあります。

休日はそんな心をリフレッシュさせるための貴重な時間です。

映画鑑賞や音楽鑑賞、スポーツなど好きなことをして心身を健康に保てるようにします。

こうした時間が、クライエントとの会話の糸口を掴むきっかけになることもあります。

最近見た映画の話、好きなミュージシャンの話、趣味のスポーツの話で、思いがけず相手と意気投合できることもあるのです。

仕事を通してさまざまな人とコミュニケーションを取るので、休日を活用して話のタネをストックしておくことも大切です。

臨床心理士の1日のスケジュール・生活スタイル