臨床工学技士になるための学校と学費(大学・専門学校)



臨床工学技士になるための学校の種類

臨床工学技士の国家試験を受験するためには、高校卒業後、一定の養成課程のある教育機関を修了している必要があります。

臨床工学技士になるための学校には、おもに3年制の専門学校と4年制大学が挙げられます。

専門学校では、おもに臨床に出てから即戦力となるよう授業内容も実践的なものが中心となり、院内実習にも力を入れているところが多いのが特徴です。

大学に入ると、専門学校より1年間履修年数が多くなりますが、専門的科目だけでなく教養科目も学ぶことができ、大学院へ進むことも視野に入れることができます。

また、診療放射線技師看護師理学療法士などの養成課程を修了している場合、専門学校で1年間の臨床工学技士専攻課程を修了すれば、臨床工学技士の国家試験を受けることができます。

臨床で仕事をする際、国家資格を取得していれば学歴はとくに問われませんが、研究の方面に興味がある場合は大学院に行くことも考えたほうがよいでしょう。

臨床工学技士になるには? 資格は必要?

臨床工学技士になるための大学

臨床工学技士になるための大学としては国立大学や私立大学の医療工学部や科学技術学部、保健学部などがあります。

現在のところ、私立大学のほうが臨床工学技士の養成課程のある大学は多いようです。

大卒者の場合、絶対ではありませんが、大病院などへの就職が有利に運んだり、基本給が専門学校の卒業者よりも若干高く設定されていることがあります。

卒業時に学士となるので、次のステップである大学院の修士課程・博士課程で研究をすることも考えている人は、大学へ進むのがよいでしょう。

臨床では英語論文を読むこともあるため、大学で1年長く勉強し、学問的な理解を深めたり、英語力を身につけたい人にも勧められる道です。

ただし、学費は専門学校よりもたいてい高額になり、卒業までに800万円以上かかるケースが多く、その他にかかる費用(自主的に勉強するための書籍代やゼミの研究費用等)なども合わせると1000万円を超える可能性があります。

臨床工学技士になるための専門学校

専門学校に通う人は、年齢的には比較的若く、高校卒業直後であることが多いです。

一度、社会人を経験してから入学する人もいますが、どの学校でも、だいたいクラスの3分の2以上が高校卒業直後の人で構成されているようです。

専門学校に通うメリットは、3年間で卒業できるため臨床で経験を積む期間が大学卒業者よりも1年早くなることです。

学校での授業も、研究などの分野ではなく現場で働く人材を育てることに焦点を当てているため、病院などの臨床に出た際に即戦力となれるような授業をおこなっています。

そのほか、社会人として働きながら臨床工学技士の資格を取得したい人のため、夜間部のある専門学校もあります。

どのような学び方にせよ、必修の授業として実習をおこなわなければならないため、通信制の学校はありません。

学費は大学の半分程度で済む場合もあり、少しでも学費をおさえて臨床工学技士を目指したい人にはおすすめの道といえます。

臨床工学技士の学校選びのポイントは?

どのような学校に行くか選ぶ際は、まず自分が臨床工学技士として「どこで」「どのように」働きたいかを考えてみましょう。

たとえば、臨床で医療機器を使用して働くより、医療機器そのものの研究開発に携わってみたいといった場合は、大学院を卒業して修士または博士の学位を持っているほうが就職に有利です。

修士や博士の学位を取るためには、その前段階である「学士」の学位を持っていることが条件であり、これは大学を卒業しないと得られません。

また、病院などで直接患者さんの役に立ちたい場合は、現地実習が充実していたり、臨床で働いている人の授業を受けられる専門学校を選ぶとよいでしょう。

自習をしたりレポートを書いたりする時間も考慮して、自宅からの通いやすさを調べたり、実際にそこで学んだ人の話を聞けるとなおよいです。

学校によっては体験入学や説明会をおこなっているところもありますので、興味のある学校には実際に足を運んでみましょう。