力士の生活

番付によって生活は大きく変わってくる

大相撲の世界には「番付」といわれる力士の階級のようなものがあり、この番付が高ければ高いほど、給料や待遇、生活環境なども良いものになっていきます。

番付を細かく見ていくと、上から横綱、大関、関脇、小結、前頭、十両、幕下、三段目、序二段、序ノ口となっており、さらに番付外の力士もいます。

ここで大きく変わってくるのが、十両以上の力士であるかどうかです。

幕下から十両に上がると、いわゆる関取として「〇〇関」といった名前で呼ばれるようになります。

力士は日本相撲協会から月給や賞金を受け取りますが、給料が支払われるのは関取のみとなっています。

関取の待遇・付き人について

関取は、全力士の上位1割程度しかいないとされており、かなり狭き門であるのが実情です。

給料がもらえるようになるため、幕下とは大きな違いがありますが、さらに関取になることで、付き人が身の回りの世話をするようになります。

相撲界における付き人とは、幕下以下の複数の力士が1人の関取に付いて、荷物持ちや買い物など身の回りの世話をすることをいいます。

さらに、部屋の掃除や料理、マッサージ、観客や報道陣が群がっているときの警備、稽古相手などをしたりします。

横綱になると、1人の力士あたり10人近くの付き人が付くこともあるようです。

幕下力士の生活

上記のように、幕下以下の力士は、自分の稽古のほかに関取の付き人をしながら生活することになります。

番付が下であればあるほど、朝は早く起き、稽古を済ませ、その後は料理や掃除などをします。

付き人の中でも序列があり、かなりしっかりとした階級制度が残っているといえるでしょう。

厳しい面は多々ありますが、入門後間もない力士にとっては、相撲界のしきたりや技など、先輩力士から学ぶことも多くあります。

こうした日々の生活を送りながら、心技体を磨いていき、より上の番付を目指していくことになります。