パイロットの体調管理

仕事は健康第一

航空機の操縦は一瞬のミスが命取りとなって甚大な被害に繋がってしまうため、責任重大です。

厳しい試験に合格してライセンスを取得した人しかこの仕事を担うことができません。

ですから、もしもパイロットが突然空の上で倒れてしまったら、とても危険なことになるのです。

パイロットにとって何よりも重要だといえるのは体調管理でしょう。

もちろん、このようなリスクをカバーするために規定された旅客機では常に機長と副操縦士の二人体制を敷いていますし、食事のトラブルを防ぐために機長と副操縦士は別々の時間に別々のものを食べるという決まりもあります。

それでも万が一のことが起きないよう、パイロットは日頃から自分の体調に十分気をつける必要があります。

健康管理の仕方

それでは、パイロットはどのようにして健康を維持しているのでしょうか。

まず、基本的なことではありますが、栄養バランスに気をつけた食生活を送ることが大切です。

暴飲暴食をしないこと、野菜をしっかり食べること、アルコールの摂取を控えること、さらに禁煙することなども心がけている人は多いようです。

次に、良質な睡眠をとることも欠かせません。

パイロットはフライトで世界各国に行く機会が多く、時差により不規則な生活になりがちなため、寝不足にならないように普段から意識して生活リズムを整えておくことが必要になります。

また、仕事ではあまり身体を動かすわけではないので、積極的に運動をすることもポイントです。

休日の過ごし方

心身をリフレッシュ

健康維持のため、パイロットの休日は必ず確保されています。

基本的には、一般の会社員などよりも少し多めの月10日程度用意されているようです。

さらに勤務日でもすべてフライトが入るわけではなく、欠勤者が出ることに備えた「スタンバイ」の日も加わるため、十分に身体を休める時間をとることができます。

休日は好きな音楽を聴いたり映画を観に行ったりと、趣味に時間を費やしながらのんびり過ごします。

パイロットは出張の多い職業でもあるので、家族や恋人と一緒に過ごす時間を大切にする人もいます。

また、オフの時間を活用してスポーツジムに通う人もいるようです。

ランニングをしたりプールで泳いだりすることで、肉体的な健康を維持することができるのはもちろん、精神的にもリフレッシュすることができるでしょう。

節度ある行動を

休日にはしっかりリフレッシュすることが大切ですが、その一方で羽目を外し過ぎて仕事に影響が出ることは絶対に避けなければなりません。

国内の航空会社では乗務前12時間を過ぎたら飲酒が禁止されていますが、勤務に差し障りのないよう、丸1日前からアルコールを飲まないようにしている人も多いそうです。

健康な身体は安全運航のためですので、強い責任感を持って自分を律することも大切です。