パイロットライセンスを自分で取るには? 自社養成パイロットとの違いは?

ライセンス取得者の強み

少し前までは、パイロットのライセンスを取得するためには、航空大学校に入学して訓練を受けるか、大手航空会社に入社して自社養成パイロットの訓練を受けるかのどちらかを選ぶのが一般的でした。

平成27年の国土交通省の発表によると、日本の主要航空会社で働いているパイロットの内訳は、約40%が航空大学校出身、約34%が航空会社の自社養成、残りの約26%が私立大学や防衛相出身や外国人となっているようです。

しかし、近年は各航空会社で人手不足が深刻化していることやLCCの台頭と同時にコストダウンの動きが高まっていることから、自分でライセンスを取得してる人材を即戦力として積極的に採用する傾向があります。

一例を挙げると、2019年現在では、JALグループである株式会社ジェイ・エアが、ライセンス取得者の採用を行っています。

航空留学でライセンスを取得する方法

スクール

 

パイロットのライセンスを自力で取得しようと思った場合、多くの人が選択するのは、海外に留学して訓練に参加するという方法です。

日本では航空大学校や大手航空会社など、ごく一部の組織でしかパイロットになるための勉強ができませんが、海外では航空産業が盛んでパイロットを養成する航空学校も圧倒的に多いのです。

留学先として人気があるのはアメリカやカナダ、オーストラリアのフライトスクールです。

いずれにしても英語が必須となるので、ある程度の語学力を身につけてから留学するようにしましょう。

ライセンス

 

海外のスクールで取得できるライセンスは、Private Pilot License (自家用操縦士)やCommercial Pilot License(事業用操縦士)です。

前者は日本に帰国して既定の試験に合格すれば日本用のライセンスに書き換えることができますが、後者はあくまでも取得した国で通用するライセンスなので日本用に書き換えることができません。

書き換えられないものは再度国内で試験を受け直さなければいけませんが、すでに十分な訓練ができているのでそれほど難しくはないでしょう。

学費

 

海外でパイロットのライセンスを取得する大きなメリットは、費用が安く抑えられるということかもしれません。

留学するので渡航費や滞在費がかかってしまいますが、訓練に対する学費としては海外のほうが圧倒的に低く、結果的に100万以上安くなるともいわれています。

自社養成パイロットとの違い

それでは、自力でパイロットのライセンスを取得することと、航空会社の自社養成でライセンスを取得することの違いはなんでしょうか。

大きな違いは、海外留学をして自分で努力をしてライセンスを掴み取ることで、世界中どこでも通用する航空技術と度胸を身につけられるということです。

また、同世代の日本人に囲まれて企業の中で勉強するよりも、文化や価値観の異なる外国人の中で過ごした方が、コミュニケーション能力や本物の語学力が身につくという点も魅力的です。

留学の手続きやライセンスの書き換えなど、大変なことも多いですが、航空留学にチャレンジする価値は十分にあるでしょう。