ピアニストに必要な資格はある?

ピアニストの資格

大手楽器店の検定

ピアニストになるために、必要な資格はありません。

しかし、ピアノに関する資格はいくつかあります。

これらの目的は例えばピアノの演奏力をはかるためであったり、自分の技術力の程度を知るためであったりと様々です。

教室も持っているような大手楽器店では、独自の検定を実施していることがあります。

有名なものでは、例えばヤマハが行っている「ヤマハグレード」という検定試験があります。

子どもから大人まで、またレベルに応じて、さまざまな級に分かれます。

同じくカワイ音楽教室にも「カワイグレード」という検定試験があります。

これらの資格は、その教室でピアノを習っている生徒たちだけでなく、誰でも受検することが可能です。

上級になると、難易度はかなり高く、プロの演奏家や指導者のレベルになります。

これらの楽器店の音楽教室に勤める場合、これらの検定試験に合格することが必須になることもあります。

その他の検定

そのほかにも、ピアノに関する検定はあります。

例えば日本現代音楽芸術協会で実施している「クラシックピアノ検定」や「ポピュラーピアノ検定」、国際的におこなわれている「英国王立音楽検定」や、日本ピアノ教育連盟が主催する「ピアノ教師資格認定試験」などです。

ピアノ指導者の団体として有名な「ピティナ(PTNA)」も、指導者検定を行っています。

また、もっとも一般的な資格は、音大で取得できる教職でしょう。

この資格を取得していると、中学や高校で音楽教師として働くことができます。

資格の目的や、証明してくれる技術範囲は様々ですので、自分に合った資格を選ぶことが大切です。

資格の効力

これらの資格を取得したからといって、必ずピアニストになれたり、ピアノの仕事をするために必要だったりするわけではありません。

そのため、資格の有効性については疑問の声が聞かれることもあります。

しかし、これらの資格を取得することにより、自分の演奏力を試すこともできますし、ピアノ関係の就職の際には、自己アピールの材料となります。

ピアノは、どれだけ演奏経験があっても、コンクールなどで入賞する以外に、その能力を証明するものがあまりないのが現状です。

そういった意味では、民間で行っている検定資格を取得することも有効です。

ピアニストにとってのコンテスト・コンクール

ピアニストが自分の実力をはかるとして、資格以外に、コンテストやコンクールに参加するという方法もあります。

アマチュアでもプロでも、ピアニストと名乗っているのであれば、かなりピアノが上手に弾けるでしょう。

今の実力で十分に満足しているのなら、そのままで構いませんが、さらにレベルアップしたければ、他のピアニストと競い、腕を磨く必要があります。

そのために最適なのがコンクールです。

全国から集まったピアノ上手な人たちと競い合いことは良い刺激になります。

また、コンクールへの入賞を目指して練習するため、実力の向上につながりやすいというポイントもあります。

残念ながら、どんなに練習しても、本番では緊張して失敗してしまうかもしれません。

しかし、それも含めて、ピアニストとして成長していくための大切な経験となります。

将来、プロのピアニストになった際には、さらに大きなステージに立つ機会もあるでしょう。

その時の訓練と思い、いろいろな経験を積んでおくことが大切です。

日本国内のコンクール

国内では、ピアニストがチャレンジできるコンクールが多数開催されています。

ピアニストは実力を証明する方法が限られているため、コンクールの入賞はアピールポイントとなります。

たとえば高校生なら、年齢別で高校生部門を設けているコンクールに参加することができます。

大学生以上であれば、年齢制限のないコンクールに出場して腕試しも良いでしょう。

国内で開かれている主なコンクールは以下の通りです。

・高松国際ピアノコンクール
・ピティナ・ピアノコンペティション
・ショパン国際ピアノコンクール in ASIA
・浜松国際ピアノコンクール
・日本音楽コンクール
・仙台国際音楽コンクール
・東京音楽コンクール
・全日本学生音楽コンクール
・ノーヴイ国際音楽コンクール 
・日本クラシック音楽コンクール
・宝塚ベガ音楽コンクール

海外のコンクール

日本のコンクールで経験を積んだら、海外のコンクールにもぜひチャレンジしてみてください。

海外のコンクールに出場すれば、世界中から注目されます。

上位に入賞すれば、メディアで大きく扱われますし、帰国後にコンサートを開いたり、CDを出したりすることもできます。

また、世界のピアニストたちとも出会うことができ、視野が広がることは間違いありません。

世界三大ピアノコンクールは以下の3つです。

・ショパン国際ピアノコンクール
・チャイコフスキー国際コンクール
・エリザベート王妃国際音楽コンクール
日本人での主な受賞者は、中村紘子さんや小山 実稚恵さん、横山幸雄さん、上原彩子さんなどで、現在も活躍する有名ピアニストの方々ばかりです。

ほかにも、海外のコンクールはいろいろあります。

・ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール
・ジュネーヴ国際音楽コンクール
・ブゾーニ国際ピアノコンクール
・ロン=ティボー国際コンクール
・リーズ国際ピアノコンクール
・シドニー国際ピアノコンクール