入国審査官になったらどんな研修をする?

入国審査官の研修

初等科研修

出入国在留管理庁の職員として採用後間もない職員に対して、基礎的な法律知識や入管職員として必要な実務知識を修得させるための研修です。

全寮制により行われ、茨城県牛久市にある「法務総合研究所牛久支所」において研修を行います(OA教室や体育館、運動場や宿泊設備などを完備)。

初等科研修の後は、入国審査官の補助業務や一般事務などに従事しながら、入国審査官として必要となる知識と技術の修得に努めることになります。

中等科研修

出入国在留管理庁職員として採用後、おおむね4年以上の職員を対象として実施される研修です。

入国審査官の業務は幅広く、勤務経験などに応じてより難易度の高い業務に従事することになります。

そのために必要な、より高度な法律の知識や実務の習熟を図るための講義や実習が行われ、中堅職員を育成することを目的としたカリキュラムが実施されます。

語学委託研修

語学学校の専門課程で、英語や中国語などを学ぶ長期委託研修(3か月程度)です。

また、勤務終了後に語学学校に通学する「在勤地研修」なども実施されます。

入国審査官のような国際的な業務に興味はあるものの、そのために必要になるであろう語学力に不安を感じている場合であっても、この研修を活用して語学力を修得・習熟することは十分に可能です。

その他の研修

これらの研修のほかにも、勤務年数や役職に応じて行われる「高等科研修」「管理科研修」「特別科研修」などの研修があります。

また、国内外の大学に留学して研究を行う「長期留学制度」も用意されています。

このように、より高度な教育を受ける機会も提供されており、入国審査官としてのキャリアアップを図ることができます。

在外公館勤務

また、研修とは異なりますが、入国審査官は外務省に出向し、在外公館での勤務を命じられる可能性があります。

在外公館ではビザ発給などの業務に携わり、外国での生活を経験することによって国際感覚の豊かな職員を育成するための制度となっています。

語学研修があれば学生時代に外国語の勉強は不要?

語学力は研修で修得できる

入国審査官は外国人を相手にする仕事である以上、どうしても外国語の語学力は必要不可欠ですが、語学研修により修得する機会があります。

必ずしも、入国審査官になるために学生時代に英語や中国語などの外国語に習熟していなければならないわけではありません。

学生時代の語学の勉強も重要

とはいえ、英語やその他の外国語学習を軽視してよいうということではありません。

学生時代に外国語の勉強をしておけば、入国審査官になった後に役に立つでしょう。

また、入国審査官には国際感覚の豊かさも求められますので、海外での留学経験は将来の仕事に活きるでしょう。

公務員試験に合格するだけの学力も重要

入国審査官は国家公務員であり、入国審査官になるためには国家公務員試験(一般職)に合格する必要があります。

競争倍率は4倍以上、厳しい競争に勝つためには、語学力に加えて高い学力が必要です。