納棺師の勤務時間・休日
目次
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納棺師の勤務時間
納棺師の就業時間は大体9時~17時が基本です。
もちろん日によって手がける件数の前後があり、現場への距離も異なるため、始業、終業共に多少のずれはありますが、一般的な会社員と勤務時間はほぼ変わらないと考えていいでしょう。
ただし、仕事の性格上既定の勤務時間内に終わらない場合も多くあります。
納棺師の休日
納棺師はシフト制であることがほとんどであるため、休日が不定期になることが多いです。
基本は4週8休、週休2日制、または月に5日から7日という規定でシフト制になっていますが、状況によっては連勤になることを覚えておきましょう。
また、他の職員との兼ね合いで必ずしも希望日に休日をとることができない場合もあります。
さらに、中小企業で働く場合、休みであっても急遽出勤要請があることもあります。
勤務年数に応じて有給休暇が発生し、慶弔休暇ももちろんとることができますが、他の職種に比べて休日がイレギュラーになることだけ、覚悟しておきましょう。
納棺師の残業時間
納棺師の仕事は準備や後片付けを含め、1件あたり1時間30分~2時間程度で終わります。
1日の訪問件数は多い日で3~4件、少ない日で1~2件程度が通常です。
このペースであれば、多少の前後はあってもほぼ定刻に終業することができます。
ただし、季節やタイミングによっては葬儀の数が増え、1日に5件以上の現場をはしごすることもあります。
また場合によっては時間外の作業を依頼されることもあるため、残業がまったくないわけではないことを覚悟しておいて下さい。
納棺師は忙しい? 激務?
体力勝負の仕事
納棺師の仕事は意外と体力勝負で、遺体を搬送するときや、遺体を棺におさめるときには体力を消耗します。
仕事柄足腰を悪くする人も少なくありませんし、納棺が重なっているときは一日何人もの遺体と向き合わなくてはならないため、体力がないと続けるのは難しいでしょう。
精神的にも消耗する
納棺師は精神力も求められる仕事です。
遺体の処置をすること自体も、強い精神力と使命感を持っていないとこなせませんし、急な身内の死を前に、悲しみに打ちひしがれた遺族とコミュニケーションをとらなくてはならないことも非常に大変です。
納棺の際にも、遺族同士でもめごとがはじまったり、泣き崩れる遺族を前に仕事の手が止まったりするようなことも多々あります。
どんなことにも動じず冷静に仕事ができるタフな精神力がなくては、仕事は務まらないでしょう。
納棺師の休日の過ごし方
社員が多い葬儀会社で働く場合は、シフトがしっかりと組まれていて休日もとることができます。
しかし小規模の葬儀会社や納棺専門の業者で働く場合は、急な葬儀が舞い込むと休日でも仕事に呼び出されることもままあります。
そのため、納棺師のなかには休日でも携帯電話をこまめに確認する、仕事にすぐ戻れるように遠出はしないなど、仕事のことが頭から離れない人も多いようです。