内部監査の社内での位置づけ、役割

適正な経営が行われているかを確認する

内部監査のおもな役割のひとつは、企業が法律やルールに基づいた形で経営を行っているか、かつ合理的な活動が行われているかどうかをチェックすることです。

内部監査担当は、その会社の従業員でありながら「第三者」としての立場をとり、独立した視点で企業の経営状況や事業の進め方などについて評価していきます。

内部監査のチェックによって、万が一、従業員などによる不正が行われていたリ、不正になりそうな事態が発覚すれば、早急に対処し、改善する方法を考えていきます。

このように、適正な企業活動が行われているかどうかを調べることが、内部監査の重要な役割です。

経営面のサポートを行う

もうひとつ、内部監査担当の役割として重要なのは、監査した内容から、経営に関する助言やアドバイスを行っていくことです。

内部監査は、社内のさまざまな部門についての、あらゆる情報を入手することができます。

そこで集まった情報を基に、新たな事業戦略の立案やマーケティングなどが行われることも多々あります。

経営者にとっての、よきアドバイザー役のような立場になることもできるのが内部監査です。

内部監査の専門部門を置いていない企業も

内部監査の重要性はさらに叫ばれるようになっていますが、実際に、独立した内部監査部門を設置しているのは、一部の大手企業のみとなっているとされます。

多くの組織では、まだ内部監査の専門部隊が設置されておらず、他職種の社員が日常業務と兼務して内部監査を行っているようです。

また、総務部や法務部といった部門で、内部監査を担当していることもあります。

しかし、内部監査に力を入れている企業では、公認会計士や公認内部監査人といった専門的な有資格者を配置すると同時に、複数の部門を渡り歩いてきた人も配置し、幅広い角度から個々の業務や部門が見られるような体制を整えているようです。