国連職員の働き方の種類・雇用形態

国連職員の働き方の種類

一般的な企業や団体と同じく、国連職員にも様々な働き方があります。

大きく分けると、専門職と一般職。さらにその中にも細かな分類があります。

専門職

国連における専門職は、国連や関連機関が扱う国際問題解決のための業務に主力として取り組んでいく役割を担っています。

専門職の中にも、国連本部や関連機関の本部において全体的な指揮や計画作成などの業務にあたる人材もいれば、貧困や衛生などの援助を必要とする現地へ入り、現地コーディネート的な仕事をしている人たちもいます。

専門職として働くためには、何かしらの専門知識と技術を有している必要があります。

また、専門職の仕事もさらに細分化することができます。

例えば、各機関で実施しているプロジェクトを実際に遂行していく業務もあれば、それらのプロジェクトが円滑に運用されるよう、バックオフィス的にサポートするスペシャリストも専門職に含まれます。

具体的には、プロジェクト遂行のための専門職員は開発・経済・環境などの専門性を有する人材、サポートする専門職は財務、人事、総務広報、ITなどのスペシャリストが求められているようです。

一般職

専門職が遂行するプロジェクトが円滑にかつ効果的に実施されるように、サポート的な役割で働く職種が一般職と呼ばれています。

一般職員も、専門職員と同様に世界中様々な場所で活躍していますが、その多くは勤務地での現地採用とされています。

一般職員の仕事は、基本的には専門的なスキルの必要ない一般事務とされています。

基本的に専門職員の指示を受けて業務に当たっており、ときには国連ならではのユニークな仕事をすることもないわけではないようです。

国連職員の雇用形態

また、雇用形態にもいくつかの種類があります。

国連職員として働き始めるときから決まっているものもあれば、働き始めた後にステップアップとして目指す形態もあります。

終身雇用契約

国連職員にも、終身雇用契約で働いている人材もいます。

この雇用形態の場合、定年までの継続した雇用が保障されています。

ちなみに、国連職員の定年は65歳とされています。

残念ながら、既に制度変更によりこの終身雇用契約は廃止されています。

既にこの形態で採用されている職員は現在も存在していますが、新規採用職員に関しては、この形態での採用はありません。

継続雇用契約

継続雇用契約で働く職員は、終身雇用契約と同様、原則定年までの継続した雇用が保障されています。

こちらの雇用契約は、新規採用時に適用となることはないようです。

基本的には、既に職員として働いているスタッフが、ステップアップとしてこの形態を目指す、という仕組みになっています。

継続雇用契約を交わすためには、この後説明する任期付雇用契約で一定年数以上を勤務していることに加え、特に勤務成績が優秀であると判断される必要があります。

あるいは、競争試験と呼ばれる試験に合格することで継続雇用契約となることもあります。

職員とどのような契約を結ぶのかは各機関が独自に決定することができますが、継続雇用契約を導入していない機関も多いようです。

任期付雇用契約

国連職員として働く場合、最も一般的な働き方は、この任期付雇用契約でしょう。

原則として、1年以上5年以内の期間で、任期付で採用されます。

残念ながら、継続的な雇用の保障はありません。

任期満了の際には、双方の合意の上契約が更新されることもあります。

もちろん、状況によっては被雇用者が希望したとしても、契約が更新されないこともあります。

任期満了後契約が更新されなかったとしても、その後も国連職員として働きたければ、空きポストへ応募することは可能です。

そのようにして、任期付職員契約を繰り返しながら、様々な機関・ポストで働き続けている職員もいます。

臨時雇用契約

任期付雇用契約よりもさらに短い期間、1年未満の任期で採用される職員もおり、臨時雇用契約と呼ばれています。

基本的には短期的な需要に合わせて採用される形態で、継続雇用の保障はありません。

他の雇用形態と比べて、処遇面でも多少の差があるようです。