新卒は定期採用を実施
携帯電話会社に就職するためには、各社が実施する社員採用試験を受ける必要があります。
各社とも基本的に「新卒採用」については毎年実施しており、数百人程度を一気に採用することもあるなど、比較的大規模な採用活動が行われているといえます。
しかし、携帯電話会社はブランドイメージや安定性などから志望する学生の数も多く、採用試験はかなり高倍率になることもあります。
採用人員が多いからといって油断をせず、よく準備をしておく必要があるといえます。
新卒採用の内容
携帯電話会社における新卒採用は、大きく「総合職(事務系)」「総合職(技術・エンジニア系)」の2つの区分で行われています。
事務系は、いわゆる文系のイメージが持たれる仕事で、営業、企画、マーケティング、カスタマーサービス人事、広報などがあります。
技術・エンジニア系は、いわゆる理系のイメージが持たれる仕事で、基礎研究、技術開発、システム保守・運用などがあります。
いずれの場合も募集資格として学歴が掲げられることが多いですが、新卒は特別な知識やスキルはほとんど問われず、今後の伸びしろ、つまりポテンシャルを重視した採用が実施されます。
なお、携帯電話会社では技術系職種であっても、理系の学部・学科出身者に限定して募集することはさほど多くないようです。
キャリア採用は即戦力が求められる
携帯電話会社では、新卒採用以外に「キャリア採用」も実施しています。
キャリア採用は一般的に、すでに業務経験のある人が転職したい場合に受ける試験となります。したがって、新卒採用とは異なり、何らかのスキルや業務経験が求められる傾向にあります。
また、総合職としてではなく、マーケティングならマーケティング、法人営業なら法人営業といったように、より細かな職種別で採用活動が実施されることが特徴です。
どれほどのスキルが求められるかは企業によって異なりますが、熱意や今後の可能性だけではなかなか採用されないこともあるため注意が必要です。