警備員の1日のスケジュール・勤務時間や夜勤、休日についても解説

警備員になりたいと考えたとき、自分が望むライフスタイルに合った働き方ができるのか、1日のスケジュールはどのようになるのかが気になるのではないでしょうか。

本記事では、警備員の1日や生活スタイルを紹介します。

警備員の業務スケジュール

警備員の仕事には、必ずそれぞれの現場があります。

基本的には自宅から現場に直行して、そのまま現場で勤務を終えて自宅に直帰するというパターンが大半です。

警備会社の事務所がどこにあるのかにもよりますが、ほとんどは電話などで会社に出勤と退勤の連絡をして直行直帰します。

これは実際に警備員として働く人の多くを占める施設警備・交通誘導警備、それぞれに共通しています。

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施設警備で働く警備員の1日

ショッピングセンターの営業時間は日中時間ですが、夜間にも警備を担当しているガードマンがいるので、業務の引き継ぎがあります。

現場への出勤と、現場からの退勤時には所属する警備会社に電話連絡を入れますが、それ以外には警備会社との接点がないところも警備員勤務の特徴です。

09:00 出勤
ショッピングセンターに出勤し、着替えや身支度を整えます。
電話で所属する警備会社に出勤の連絡を入れます。
09:20 夜勤担当と引継ぎ
深夜に警備を担当していた現場の人と、業務の引き継ぎを行います。
09:30 勤務開始
主な仕事内容は館内巡回することです。
トイレやゴミ箱に不審物はないか、不信な動きをする人はいないかを見回りながら、お客さまに道案内などをします。
14:00 休憩
他の警備員と交代で昼食をとります。
15:00 再び警備業務
夕方にかけてショッピングセンターは多くの人で賑わうため、より注意しながら警備に当たります。
21:00 警備業務終了
夜勤担当の警備員に業務を引き継ぎます。
警備会社へ勤務終了の電話連絡を入れます。
21:20 帰宅

交通警備で働く警備員の1日

道路工事の大半は交通量が少ない夜間に行われるため、必然的に交通誘導警備員の仕事も夜勤が中心です。

多くの現場が20時からの勤務であるため、それまでに夕食を済ませて出勤します。

休憩時には夜食を食べたり、短い仮眠をしたりして体を休めます。

交通警備の場合は立ちっぱなしであるため、現場によっては交代要員を多めに確保していたり、休憩を多く取れたりするところもあります。

19:30 工事現場に出勤
早朝までの勤務の場合、公共交通機関がないため自転車やバイク・自家用車で出勤します。

工事現場の場合は事務室や休憩室がないことが多く、車やトラックのなかで身支度を整えます。

所属する警備会社に出勤の電話連絡をします。

19:50 ミーティング
同じ現場で働く警備員や工事担当の方と仕事内容の確認や打ち合わせをします。
20:00 勤務開始
主な仕事内容は交通誘導のため、車や歩行者に注意しながら誘導します。
01:00 休憩
他の警備員と交代で夜食をとったり、身体を休めたりします。
02:00 警備業務
明け方にかけて車や人通りは少なくなりますが、事故につながる恐れもあるため気を抜くことはできません。
05:00 警備業務終了
警備会社に勤務終了の電話連絡をします。

交通警備の場合、使用許可が必要なため規定の時間を超えて工事するのは難しく、早めに終わることも少なくありません。

05:20 帰宅

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警備員の勤務時間・休日・夜勤は大変?

警備員の勤務時間

警備員が働く現場のほとんどは、定まった休日がありません。

道路の工事現場が「警備員が休み」という理由で工事を休むことはありませんし、施設警備についても同様で、ほとんどの施設が無休で営業しています。

このため、警備員の休日は交代制で取るか、もしくは仕事のない日が事実上の休日になるのが一般的です。

警備員は「そこにいること」が重要な任務であるため、勤務時間は全体的に長めです。

勤務時間が長い割には、常に忙しく動き回る職種でもなく、勤務時間と体力的な疲れが比例しない現場が多いという特徴があります。

警備員の休日

休日の多い時期と少ない時期がある

警備員の仕事には、忙しい時期とそうでない時期の差があります。

これはとくに道路工事の交通誘導が顕著で、年度末になると工事が増えるためほとんど休日がないほど忙しくなり、その逆に週のほとんどが休みになる時期もあります。

ほとんどの警備会社が時給ベースで給与計算をしているので、休みが多いとそれだけ給料が減ってしまう可能性があります。

また、ある現場の仕事が終わったらすぐに別の現場と人材が配置されるため、多くの警備員はたくさんの現場を渡り歩きます。

休みより給料

警備員には「休みより給料」という人が多く、休日が多いことを好まない傾向があります。

警備員の仕事の多くは時給・日給で計算されるため、休んだ分だけ収入が減ってしまうからです。

週休2日を取ると、一般的な給与水準よりも低くなってしまうこともあるので、休日は週に1日あれば充分と考える人が多いようです。

本来、就職の際には休日や勤務時間が気になるものですが、こうした考え方は警備員業界が持つひとつの特徴でもあります。

警備員の残業時間

警備員の残業は、仕事の内容によって大きく変わります。

イベントの警備の場合

イベント警備の場合は、人手やイベントの終了時間によって警備する時間が変化します。

イベントが長引けばその分残業が発生することもあります。

交通警備の場合

道路工事などで道路を使用できる時間が明確に決められているため、残業はほとんど発生しません

ショッピングセンターや大型施設での警備の場合もトラブルがない限り残業はほとんどありません。

ただし、警備員として仕事をするうえでは自分の仕事が「監視」または「断続的労働」に当たるかどうかを確認しなくてはなりません。

「監視」または「断続的労働」の仕事は精神的緊張の度合いが少ないため、法定労働時間を超えたからといって割増賃金の支払い対象としないと考えられています。

仕事内容によっては残業代が払われない可能性もあるので注意が必要です。

警備員に夜勤はある?

警備員の中には、夜勤で働く人もいます。

深夜でも人が出入りする施設の場合、入退館理や巡回・鍵の開閉などの業務を行います。

また、交通警備の場合、道路工事は車や人通りの少ない深夜に行われることが多いため、夜勤の仕事が多くなります。

一般的に日勤よりも夜勤の方が給料は高くなるため、夜勤を好む警備員もいます。

警備員は忙しい? 激務?

警備員は一般的なサラリーマンのように決められた休日がなく、現場のスケジュールに合わせて働くことも多く不規則な生活になりがちため、激務と考える人も多いようです。

また、実働時間は少なくても休憩や待機などの拘束時間が長く、24時間勤務など長時間の勤務も多いため、プライベートを大切にしたい人にはあまり適さないかもしれません。

警備員の休日の過ごし方

警備員は一般的な仕事に比べ休日が少ない傾向にあるため、休日はゆっくりと体を休める人が多いようです。

仕事によっては天候が悪い時期などは仕事量が少なく休みが多くなるため、この時期に旅行などを楽しむ人が多いようです。

警備員の1日・生活スタイルのまとめ

警備員は、基本的には自宅から現場に直行して、そのまま現場で勤務を終えて自宅に直帰するというパターンが大半です。

これは実際に警備員として働く人の多くを占める施設警備・交通誘導警備、それぞれに共通しています。