介護福祉士の働き方の種類・雇用形態

非正規で働く人が多い

介護福祉士をはじめとした介護職員の雇用形態は、非正規職員に大きく依存しています。

ある調査によると、施設に勤める介護職員では全体の41.4%(うち常勤17.2%、短時間24.2%)、訪問介護員(ホームヘルパー)の78.4% (うち常勤8.1%、短時間70.3%)が非正規雇用であるとされています。

全体としては訪問介護員(ホームヘルパー)のほうが非正規の割合がかなり多くなっていること、短時間労働が多いことが挙げられますが、これは訪問介護の仕事が時間の都合がつけやすいこと、また短時間でも働きやすいことがあげられます。

パート・アルバイトの介護福祉士

介護福祉士の正社員以外の求人も多く、訪問介護事業所のホームヘルパー、デイサービスの介護スタッフ、施設の入浴時の介護スタッフなどほとんどが短時間の時給制の仕事です。

多くは短時間で日中勤務の仕事ですが、夜勤専門で働くところもあります。

介護福祉士の仕事は施設の中心的な職員であるため、介護福祉士の資格を持つ人は正社員、そうでない人はパート・アルバイトとわけているところもあるようです。

とくに訪問介護事業所(ヘルパーステーション)でのサービス提供責任者(主任ヘルパー)は、正社員が多くなっています。

サービス提供責任者は事業所に常時いなくてはいけないため、パート・アルバイトとして雇うことはありません。

パート・アルバイトの介護福祉士のメリット・デメリット

正社員以外で働くメリットは正社員よりも勤務時間・日数が少ないことで、子どもが小さいため育児と両立をしたい人や、副業として働きたい人などに向いているでしょう。

また正社員以外でも介護の実務経験は同じとみなされるため、パート・アルバイトとして働きながら実務経験を得てケアマネジャー等の資格を取得する人も多いようです。

一方、パート・アルバイトとして働く場合、一番問題なのは収入面です。

どうしても低い時給で働くことになりますし、訪問介護の仕事であれば仕事がキャンセルになって収入が少なくなることもしばしばあるため、生計をたてていくのは厳しいといえるでしょう。

派遣の介護福祉士

介護業界の人材不足が叫ばれる中、派遣として働く介護福祉士もいます。

パート・アルバイトと大きく異なるのは雇用先が違うということです。

パート・アルバイトの場合は施設に直接雇用されますが、派遣の場合は派遣会社に雇用されて、各施設に派遣され働きます。

派遣には大きく分けて2種類あり、派遣会社と雇用契約を交わし一定期間働く「登録型」と、派遣先で正社員になることを目指す「紹介型」があります。

登録型の場合、通常は2.3カ月から半年の間での契約が多く、派遣先が合わない場合は契約を更新せず別な施設を紹介してもらうことができます。

紹介型の場合は基本半年程度業務をしながら、正社員として契約するかどうかを考えていきます。

派遣の介護福祉士のメリット・デメリット

派遣として働く場合、基本的にはパート・アルバイトよりも高い時給で働くことができ、あらかじめ決められた時間の中で働くため残業がほぼ発生しません。

また職場が合わない場合、契約を更新しなければ新しい施設を紹介してもらうことができるため自分にあった職場を見つけやすいというメリットがあります。

一方、ボーナスや賞与がない、地方では派遣を導入している介護施設が少ないなどのデメリットもあります。