科学者の役割

科学者の研究が社会を発展させる

科学者は、おもに自然科学に関する研究を行い、まだ解明されていないことや、見つけられていないことを発見し、世の中に発表します。

多くの科学者は、自ら興味のある分野を専門とし、それに関する研究をひたすら続けていきます。

いま、私たちの豊かな生活が成り立っているのも、便利な製品の基となる新しい技術が生み出されたり、病気の治療法が解明されたりするのも、これまでに活躍してきた科学者の地道な研究があってこそです。

とくに日本は天然資源が乏しい国であることから、経済成長や豊かな生活水準を維持するために、科学技術の発展が欠かせないものとなっています。

日本からもこれまでのノーベル賞受賞者をはじめ、さまざまな科学者たちが輝かしい功績を残しています。

論文の評価が重要

科学者の活動内容は、最終的には発表された研究論文によって判断されます。

研究論文は「学術誌」といわれる専門誌に掲載されますが、学術誌はランク付けされており、権威あるものに掲載されると、それを執筆した科学者は世界からの注目を集めるようになります。

なお、ある科学者が行った研究結果をまとめた論文の内容を、他の科学者が再現できるかどうかというところも重要な要素です。

再現が可能なものであれば、その後、さまざまな場所で応用することが可能になってきます。

科学の進歩に寄与する存在

科学者は、科学の進歩に大きな影響力を与える存在といえるでしょう。

もちろん、そのためにはどれだけ実のある研究を行えるかがポイントになりますし、その当時では評価されなかったものが、何年も後になって評価され直すといったこともあります。

若手研究者の多くは、大学や公的研究機関、民間企業などで「ポスドク」という立場で研究を続けており、その不安定な身分から、早いうちに科学者の道で生き続けることを諦めざるを得ないこともあるようです。

しかし、社会の科学発展のためには、つねに新しい優秀な人材が登場し、これまでにない科学への挑戦を続けていくことが欠かせません。