JICA職員の研修ではどんなことを学ぶ?

JICAの多彩な人材育成制度

JICAではさまざまな研修が用意されていますが、それらは業務遂行に必要となる専門知識やマネジメント能力を身につけるために実施されるものです。

新卒採用であれば基本的に社会人経験はないため、まずは仕事に対する意識や考え方の部分から変えていかなくてはなりません。

また社会人枠で入職し、前職では専門性の高い仕事をバリバリこなしていた人でも、国際協力マネジメントの仕事を初めから完璧に行うことはできないでしょう。

JICAの仕事は職員一人ひとりに求められるスキルが高い分、それを補うものとして多彩な人材育成制度が準備されています。

JICAの階層別研修

階層別研修は、職員それぞれのキャリアパスに合わせて実施される研修です。

まずはJICAに入職したての職員を対象に「新入職員導入研修」が行われます。

これは社会人としての基礎知識に加えて、JICAの組織やワークフロー、国際協力事業のイロハなどについて学ぶ研修です。

入職して年数が経ち中堅職員になると、今度は組織のなかでどのような役割を担うべきかを学ぶ「主任調査役・主事研修」が実施されます。

また管理職レベルの職員を対象とした「新任管理職研修」や「執行職研修」なども用意されています。

普段の業務とあわせてこれらの研修に取り組むことで、国際協力の現場で働く人材としての価値をさらに高めていけるでしょう。

JICAのコアスキル・専門能力強化研修

JICAでは「コアスキル・専門能力強化研修」と呼ばれる研修プログラムも用意されています。

このうち「コアスキル研修(JICAアカデミー)」は、財務、会計、調達、法務といったビジネスの基礎的な能力を学べる研修であり、すべての職員が参加可能です。

また「国・地域別援助研究セミナー」では支援対象地域の現状や課題について理解を深め、「課題別セミナー」では事業分野ごとの最新情勢や技術について学びます。

そのほか「マクロ経済研修」「財務分析研修」「事業マネジメント研修」など、さまざまなキャリア開発の機会が提供されています。

JICAの語学研修

JICA職員として働くには英語力が必須であるため、JICAでは英語力を高めるための語学研修も実施されています。

語学研修では英語以外にも、フランス語やスペイン語を学ぶ研修もあります。

その理由は、JICAの支援地域のなかにはアフリカ諸国や中南米諸国も多く、これらの国々ではフランス語やスペイン語が公用語に定められているからです。

またここまで紹介した以外にも、職員が外部のセミナーや通信教育を受ける際の補助制度や、国際機関や民間企業への出向制度なども設けられています。

以上のようにJICAでは手厚い人材育成制度が整っており、「自分を成長させていきたい」と考える向上心の高い人にとって非常に魅力的な環境といえるでしょう。