医療秘書になるためにはどんな学校にいけばいい?(専門学校・大学)

医療秘書になるための学校の種類

医療の現場で働くスタッフの多くが、医療系の大学や専門学校を卒業して国家試験に合格し、免許や資格を取得した上で働いています。

医師看護師薬剤師理学療法士などの職業を思い浮かべるとわかりやすいのではないでしょうか。

しかし、医療秘書の場合は、このような特定の学校での履修は必要ありません。

医療秘書は医療行為そのものに携わるわけではなくて、あくまでも事務職を担当することになるので、特定の学歴や資格、免許がなくても働くことができるのです。

また、医療秘書の検定試験においても学歴による受験資格はないので、「大学卒でないと医療秘書になれない」「理系の学部の卒業でないと医療秘書になれない」というような制約もありません。

極論を言ってしまえば、採用さえすれば医療秘書として働くことが可能なのです。

医療秘書になるには

医療秘書になるための大学・学部

医療秘書関連の資格自体は、独学、短期間の講座や通信教育でも取得は可能ですが、一部の大学や短期大学に関連した学科が設置されています。

学校で学ぶメリットは、病院など医療機関でのさまざまな実務を現場実習で経験をつめたり、実務に即した内容を学べたり、卒業までに複数の資格を取得できたりする点にあります。

そのため、進学したい大学や短期大学などがある場合は、実習内容や取得できる資格についてしっかりチェックしておくことが必要です。

また、医療業界とつながりが強い学校や関連病院が併設されている学校は就職にも強いので、就職実績も調べておくとよいでしょう。

学費は年間120万円~150万円程度かかる大学が主流のようです。

専門学校よりも少し高い傾向にあります。

また、それ以外に必要となる諸経費は学校ごとに大きな差が出る場合があります。

医療秘書になるための専門学校

医療秘書の実務に直結する資格には、医療事務士、医事管理士、診療報酬請求事務能力認定試験、メディカルクラーク、など多数あります。

医療秘書としての就職の際に特定の資格が必須とされることはなく、持っていたからといって大きく有利になることはありませんが、診療報酬制度やレセプト作成などに関する専門知識があることの証明として、専門学校などに設けられている医療秘書関連のコースなどで学ぶと資格取得の近道になるでしょう。

人気を集めているのは、民間の専門学校が開校している「医療秘書科」や「医療事務・医療秘書コース」などです。

履修期間は最長で2年間ほどで、医療関連法規や医療請求事務について学んだり医療医務の実習をしたりして、医療秘書として即戦力で働けるように学びます。

専門学校に行くメリットとしては、提携している病院で実習をすることで仕事のイメージがより具体的に掴めるようになることでしょう。

また、医療機関から学校に求人情報がくることも多いので、就職先を探しやすくなるということもあるようです。

4年制大学より少し学費は下がりますが、年間100万円程度かかる学校も少なくありません。

専門学校においても、それ以外に必要となる諸経費は学校ごとにさまざまです。

医療秘書になるための通信講座

自宅から通学できる範囲にないという場合は、通信講座を提供しているスクールの活用を検討することもよいでしょう。

医療秘書の専門学校は、通学コースだけではなく、通信コースが開講されていることもあります。

通信講座の受講のメリットとしては、自分のペースで始めたいと思い立ったタイミングで勉強を始められること、基礎を取りこぼしなくしっかり学べることなどが挙げられます。

他の職業に就いていて転職をめざしている人や子育て中で再就職をめざしている人は、このような通信講座を上手く活用することで、医療秘書になるための勉強を効率よく行うことができます。

通信講座では、6ヶ月~12ヶ月が標準的な学習期間となっています。

自分の学習ペースによって学習を終えるまでの日数は変わってきますが、じっくり学びたい人や短期集中で学びたい人、比較的時間がある人や転職を視野に入れての資格取得で働きながら合格を目指す人まで、自由にペースをコントロールができるメリットがあります。

医療秘書の学校選びのポイントは?

医療系の学校を選ぶ際、大学・短大・専門学校などさまざまな選択肢がありますが、注目しておいた方が良いポイントはやはり(1)実習の有無、と(2)就職状況、(3)資格試験の合格率 の三点です。

特に職業直結のために学校に行く場合は、就職状況や資格試験の合格率は非常に重要視すべきポイントです。

就職先として、同じ病院や大学病院などが数年間にさかのぼって見られる場合は、きちんと進学を検討している学校と就職先のパイプができているとみなすことができます。

特定の学歴や資格、免許がなくても働くことができる医療秘書は、資格さえあれば就職ができるといった他の医療職とは状況が異なりますので、学校がしっかり就職のサポートをしてくれるかどうかは卒業時を見据えたうえでとても大切です。

最近はインターネット上でも就職状況や資格試験の合格率などを公開している学校が大多数ですので、学校を決める際、下調べはしっかりとしておきましょう。

独学での勉強も可能

医療秘書に関連する試験はまったくの無勉強では合格が難しいですが、独学で合格している人も少なくありません。

過去の出題内容やポイントを解説したテキストが市販されているため、自分で計画立てて学ぶことができる人であれば、合格は決して不可能なことではありません。

それでは少し不安があるという場合は、補完的に通信講座を利用してみるのもひとつの方法です。

送られてくるテキストやDVDを使って勉強するほか、添削課題や模擬試験が用意されているものが多いため、市販テキストを使っての勉強よりも計画的に勉強しやすい工夫がされています。

テキストや映像授業のサンプルを送ってくれるスクールもたくさんありますので、気になるスクールから資料を取り寄せてしっかり比較検討し、スクールを決定するとよいでしょう。