品質保証の種類(組織・企業の種類による違い)

大手企業

品質保証は、食品メーカー化学メーカー自動車メーカーなど、あらゆる製造業の会社に置かれている職種ですが、それらの大手企業では「品質保証部」などのように、独立した部門を設けているところも多いようです。

とくに近年、大手製造業における品質問題のニュースが目立つこともあり、品質に関する社会の目はますます厳しくなっているといわれます。

そのようななか、各企業では徹底した品質管理体制の確立はもちろんのこと、「安心・安全」に対する取り組みにもさらに力を入れる必要があり、そうした部分まで品質保証が役割を担う形になっていることもあります。

企業の規模が大きければ大きいほど、生産工場の規模や数も大きくなる傾向にあり、それだけ品質保証として働く人も増えていきます。

大手の社内では組織体系が確立している傾向にあり、個人の役割や業務範囲が明確化されていることが多いでしょう。

海外にも生産拠点を持つ企業になると、海外赴任や、日本から海外とのやりとりが発生する機会も多くなってきます。

中小企業

中小企業にも製造業の会社は多数あります。

自社で最終的な製品をつくるだけでなく、製品の基となる部品や材料を製造するような会社も含め、たくさんの会社で品質保証担当が必要とされています。

中小企業では、品質保証と品質管理の仕事が同じ部門にまとめられるなど、個人に幅広い役割が与えられることがあるようです。

組織の規模がそこまで大きくない分、工場や社内を広く見渡して働きやすく、裁量権も大きくなることがあります。

そうしたところで培った経験やスキルを生かし、別業界の品質保証の仕事や、大手企業へと転職を果たすような事例も目立ってきているようです。

ただし、同じ品質保証の仕事とはいっても、扱う製品によって規格は異なり、業務の流れや求められる製品知識などもだいぶ変わってくるため、新しい勉強は不可欠といえます。