仕事人インタビュー

違う社の編集者の方と繋がりがあったりしますか?

出版業界は大きな業界ではなく、一社あたりの人数は少なめです。出版社に新卒で入る人を合計しても大企業一社の新入社員数に満たないかもしれません。

同業他社の方とお会いする機会は多く、繋がりはできやすいように感じますね。飲みに行ったり、情報交換などもよくしています。

編集者に向いている人はどういう人だと思いますか?

当たり前すぎるかもしれませんが、やはり本が好きであることは大事だと思います。これから出版業界、本のありようがどう変わるかはわかりませんが、今出版業界にいる人たちの大多数は紙の本への愛情を持って仕事をしてきた人たちです。

何か新しいことを始めたり、大きな変化を起こすにも、その先輩方と共同で進めるケースが多いのではないかと思います。紙の本への理解と尊重を前提に、出版業界にとって新鮮な見方を取り入れられれば、編集者として良い仕事をできそうな気がします。

性格については、周りの編集者をぐるっと見ただけでも、それぞれに個性的です。物静かな人もいますし、とても社交的な人もいます。ですので、どんな性格の人が向いている、と一概には言えません。

でも、誰か面白い人やもの、多くの人に知ってもらいたい現実や物語、研究などに出会ったときに、「この人のために頑張りたい」「この人と一緒に良いものを作りたい」「これを世の中に広めたい」と強く思い、それを実現するまで裏方としての地道な努力を続けられるなら、きっと編集者としての仕事を楽しめると思います。

男性編集者と女性編集者の仕事の違いはありますか?

あまりないと思いますし、今のところ感じたことはないです。どれくらい徹夜ができるとかですかね?(笑)

出産して戻って来られる方も多いですよ。私が指導していただいている先輩もお子さんをおもちですし、女性も働きやすい環境です。家に仕事を持ち帰ることもできますし。

仕事と家庭を両立させている方は、とても時間の使い方がお上手です。驚くほどの短時間でクオリティの高い仕事をされていて、今は尊敬するばかりなのですが、私もそんな風に仕事を進められるようになりたいと思っています。

話は変わりますが、電子書籍についてはどう思いますか?

電子書籍とオンライン媒体は弊社が今、力を入れている分野です。私もオンラインチームに加わってFacebookページの運用や、東洋経済オンラインのコンテンツを担当しています。

タダで得られる情報の多い時代だからこそ、何かにお金を払っていただこうと思ったら、それと違う価値を生み出さなければなりません。これからの出版社がどのような価値を提供できるか、常に考えています。