言語聴覚士の働き方の種類と雇用形態

言語聴覚士の雇用形態

現在、言語聴覚士が活躍できる領域は医療のみならず、福祉や教育などまで広がりを見せています。

そうしたなか、勤務先も総合病院や大学病院だけではなく、リハビリテーションセンター、老人保健施設、学校教育現場など多岐にわたっており、雇用体系や待遇もさまざまです。

同じ言語聴覚士といっても、働く場所によって生活の様子は大きく変わることもあるため、自分のライフスタイルなどに合ったものを選ぶ必要があるでしょう。

正社員の言語聴覚士

女性が働きやすい環境

高齢化にともない聴覚障害や言語障害、嚥下障害になる人が増えている昨今、医療業界において言語聴覚士は正社員として長く働き続けてほしい人材となっています。

言語聴覚士の仕事は、一般的に夜勤はなく、ほかの医療職とくらべて就業時間は規則的なため、働きやすい環境が整っているといえるでしょう。

女性も多く活躍している職種のため、育児しながらの仕事にも理解を示す職場が多く、女性に対する制度などのサポートが手厚い職場も多くみられます。

事実、言語聴覚士協会の会員の80%は女性であることから、女性が働きやすい職業であるといえます。

託児所を併設している施設も多いことから、出産後も仕事を続けることが可能であり、復職率が高いのも言語聴覚士の特徴です。

公務員として働く

働ける場所は限られていますが、言語聴覚士が公務員として働くこともできます。

主な就職先としては、公立病院や保健所・保健センターなどの都道府県や自治体の行政機関などがあげられます。

また、養護学校や聾学校などの特別支援学校の教員として働く場合も、公務員とみなされます。

ただし、求人数は少なく狭き門となることが多々あり、年齢制限があることも少なくないため注意が必要です。

また、言語聴覚士の場合は経験者採用というケースも多いので、一度民間の病院や施設で経験を積み、それから公務員としての就職を目指す人も少なくありません。

アルバイト・パートの言語聴覚士

リハビリ施設などでは、リハビリを行う時間帯のみのアルバイトやパート勤務で働ける場所もあります。

仕事内容は主に正社員として働く言語聴覚士のサポートとなります。

福利厚生は正社員ほどではありませんが、自分のライフスタイルに合わせて働けるのがアルバイト・パート勤務の利点といえます。

医療職が未経験の転職の際は、まずアルバイトやパートとして働きながら経験を積み、正社員を目指すということもあるようです。

フリーランスの言語聴覚士

数は少ないですが、医療機関などに所属せずフリーランスとして働く言語聴覚士もいます。

フリーランスとして働く場合は、複数の医療機関や施設と提携したり、自身で事業所やNPOを立ち上げたり、言語聴覚士の仕事を世の中により広めるために活動したりする人もいるようです。

特に、言語聴覚士による訪問リハビリテーションが開始されたことにより、訪問介護分野で活躍する人も増えています。