芸者の生活

夜型の生活に

芸者は宴席に出ることで収入を得ています。

ほとんどの宴席は夜間に行われるため、生活が夜型になってしまうことは避けられません。

例えばある求人では「勤務時間19~22時」と記載されています。

まず夕刻に置屋に出勤し、諸連絡を受けて、宴席が行われる場所に出向いて勤務開始、という流れになります。

帰宅は深夜になることがほとんどです。

その代わり、朝は比較的ゆっくりすることができます。

一人前になっても稽古は欠かさない

芸者の仕事は夜間がメインですが、日中は何もしていないかというと、そんなことはありません。

芸者にとって宴席と同じくらい大切なのが日々の稽古です。

見習いや研修の間はむしろ稽古が生活の中心になります。

芸者として宴席に出向くことで一人前の収入を得られるのは一定以上の水準で芸事を披露できることの証明。

しかし、芸者が稽古をしなくなることは決してないのです。

これが「芸の道」に生きるということに他なりません。

拠点は置屋

芸者にとって置屋は「家」であり、女将さんは「母」です。

稽古に行くにも宴席に出るにも、まずは置屋に顔を出すのが基本。

宴席後もよほどのことがない時は置屋に戻ってから帰宅します。

見習いの間は置屋に住み込んでいることも多いため、文字通り、「家」であるといえるでしょう。

お酒は避けられない

お酒との付き合い方は個人差があって然るべき。

ただし宴席が主な勤務場所である芸者の場合は、普通以上に飲酒の機会があることは言うまでもありません。

もちろんお酒に強くなければいけないということはありませんが、全くアルコールを受け付けないという体質の人は芸者としてやっていくのは難しいかもしれません。

もちろん健康を害してしまっては元も子もないため、各々しっかりと自己管理をしています。