芸者の置屋とは?

芸者の管理を一手に行う

置屋とは芸者を抱える家のこと。

お座敷に所属している芸者を派遣する役割を担っています。

いわば芸能プロダクションのようなものであると考えていいでしょう。

芸者を志す人はまずどこかの置屋に所属する必要があります。

人材を確保するために

かつては一つの置屋に数百人の芸者が所属しているのが普通でしたが、時代の変化により成り手は減少傾向。

後継者の確保に頭を悩ませる置屋がほとんどです。

もともと置屋に所属するためには確固たる信念を持ち、自ら連絡を取って面接の機会を作ってもらうものでした。

しかし現在では多くの置屋がホームページを持っており、Web上に募集要項をあげ、メールでコンタクトがとれるような環境を整えています。

だからといって誰でも入門できる世界ではありませんが情報発信に関しては飛躍的な変化が見られています。

置屋の「お母さん」とは

芸者にとって置屋は家。

置屋の経営者であり、全てを取り仕切る女将はまさに母親です。

実際、芸者たちは女将を「お母さん」と呼び、さまざまなことを教わります。

時には厳しく指導を受けることもありますが、お母さんは芸者の心の支えです。

また女将は入門の際や見習いの間は本人の家族と密に連絡を取り合います。

家族の励ましがあって初めて一人前になれるという考えのもと、実際の家族との連携を欠かさないのです。

また女将ももともと芸者の経験があるので、実技的な部分も細やかに指導します。

活動の拠点

芸者は出勤の際、まず置屋に立ち寄ります。

そこで諸連絡を受け、その日の宴席が行われる場所に向かいます。

そして帰宅前に再度置屋に立ち寄るのが一般的です。

また、見習いの間は住み込みで修行に励む場合がほとんど。

まさに置屋は芸者にとってのホームグラウンドであるということができるでしょう。