京都の芸者、芸妓

京都の花

日本文化の象徴として「ゲイシャ」という単語は世界共通で使われるようになっています。

しかし京都の花街で活躍する芸者だけは呼称が異なるのが実際のところです。

京都の芸者は「芸妓(げいこ)」と呼ばれ、府内5つの花街で芸の道に励んでいます。

それぞれ花街の名前をとって上七軒芸妓、祇園甲部芸妓、祇園東芸妓、先斗町芸妓、宮川町芸妓に分かれており、舞踊の流派も異なっています。

芸妓の見習い「舞妓

「舞妓」の認知度は高く、京都に旅行した際には一度はすれ違いたいと考える人も多いでしょう。

実は舞妓は芸妓の見習い。

通常中学卒業時に置屋に所属しおよそ5年間の修業期間を経て芸妓としてデビューします。

まだ半人前の立場である舞妓ですがあどけなさの残る外見に裾を引いた振袖、ぽっくりの下駄にだらりの帯と特徴的で派手な格好であるため、芸妓よりも京の花街を象徴する存在であるといっても過言ではありません。

舞妓の仕事

京都の花街は今も元気

全国的には料亭や芸者の減少により花柳界が衰退しているという印象は拭えませんが、京都の花街は今でも変わらぬ賑わいを見せています。

京都には舞妓も含めると300人を超える芸妓が活躍しており、宴席も盛んに行われています。

要因はやはり観光客の多さ。

国内外問わず年間9000万人を超える観光客が訪れ、京都で非日常を楽しんで帰っていきます。

宴席に芸妓を呼ぶことは京旅行の醍醐味の一つなのです。

京ことばのプロフェッショナル

舞妓、芸妓の魅力の一つに京ことばがあります。

これは他の地方では見られないもの。

本場の京ことばが聞きたいと京都の花街を訪れる観光客も少なくありません。

しかし、舞妓、芸妓の中には京都以外の出身者もいます。

生まれ育ちが京都であってもこの時代に京ことばを日常会話で使っている人はいないでしょう。

したがって見習い期間中はとにかくこの京ことばをみっちりと仕込まれます。

芸妓として認められているということは流ちょうな京ことばの使い手であるという証明でもあるのです。