フードコーディネーターになるには

近年、食の多様化から、フードコーディネーターも人気の高い職業のひとつになりました。

フードコーディネーターになるには、どうような道のりが必要でしょう。

この記事では、なるための方法・資格などを解説します。

フードコーディネーターになるには

フードコーディネーターの多くは、フリーランスとして働いています。

具体的な道のりとしては、

  • プロのフードコーディネーターのアシスタントを経て独立する
  • 学校や通信講座などで資格を取得して独立する

などです。

またフリーではなく、食品メーカーなどの企業や飲食店・料理教室などに就職して働く人もいます。

この場合、基本的に自社の業務以外に携わることはできませんが、個人ではなかなか請け負えない大きな仕事を任されるメリットもあります。

フードコーディネーターはなるための絶対的なルートがないため、自分で道を切り開いていく必要があり、自分の工夫や考え方次第で、あらゆる可能性にチャレンジできる仕事ともいえます。

フードコーディネーターになるまでのルート

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

フードコーディネーターのアシスタントになる方法

フードコーディネーターのアシスタントは、師匠となるフードコーディネーターが仕事をスムーズに進められる手伝いをします。

具体的には、撮影現場や料理教室などでの準備や片付け・掃除・洗い物・撮影に使用する小物や食材の購入などをします。

調べものや書類整理などの事務作業を任されることもありますが、どちらかといえば現場でバタバタと走り回ることが多くなるでしょう。

食材の下準備を任されることもあるため、基礎的な包丁の使い方や、食材の切り方くらいは身につけている人が好まれます。

フードコーディネーターがアシスタントを募集する場合はホームページやブログなどでの募集が一般的で募集時期も不定期のため、情報はこまめにチェックしておきましょう。

一般的にアシスタントの給料だけで生活するのは難しく、あくまで勉強期間と考えたほうがよいでしょう。

アシスタントであっても手を抜かず、自分の力を最大限に発揮していれば、必ずフードコーディネーターとしてデビューする道は開けていくはずです。

フードコーディネーターを目指す人におすすめの資格

フードコーディネーターにおすすめの資格は?

仕事上必ずしも必要ではありませんが、フードコーディネーターに関連する民間資格として「フードコーディネーター資格認定試験」があります

フードコーディネーターとして活動する際に有利になることがあり、多くの人は取得しています。

また、資格取得のための勉強をすれば、食に関する基礎的な知識を体系立てて学べます。

ただし、3級は入門レベルであり、現実的に仕事で生かせるのは2級以上です。

フードコーディネーター資格認定試験

「特定非営利活動法人日本フードコーディネーター協会」が主催する「フードコーディネーター資格認定試験」は、国家資格ではないため必須の資格ではありません。

しかし、日本で最初の唯一のフードコーディネーター資格として認知度が高まっており、最上位の1級を取得すれば、フード業界でプロとして活躍できるレベルに達していることを証明できます。

フードコーディネーター資格認定試験3級の場合、「文化」「科学」「デザイン・アート」「経済・経営」という4分野から出題され、食文化や食品・食材のことはもちろん、食の安全、厨房設備、さらには食空間やテーブルコーディネート・テーブルマナーなど、非常に幅広い内容となっています。

こうした内容はテキストを使い独学で勉強することもできますし、フードコーディネーターの認定校では資格取得に向けたカリキュラムが組まれているため、より効率的に学べるでしょう。

ただし、2級・1級になると合格率も低くなり、知識だけではなく経験も必要になってきます。

フードコーディネーター認定試験の難易度、合格率、費用

資格の取得方法

資格の取得方法
  • フードコーディネーター協会が「認定校」と定める学校で科目を履修する
  • 資格取得を目的としたスクールに通う
  • 通信講座を利用する
  • 独学で勉強する

認定校

全国の調理専門学校や短期大学などのなかには、フードコーディネーター協会が「認定校」と定める学校があります。

この認定校で科目を履修した人は、資格認定試験が免除され、認定登録することで「3級」の認定資格を得ることが可能です。

スクール

フードコーディネーターの資格取得を目指す方法のひとつとして、資格取得を目的としたスクールに通う方法が挙げられます。

現役フードコーディネーターの方などが、現場の実習も含め試験対策となる養成スクールを開いています。

スクールを主催しているのは企業から個人までと幅広く、規模もまちまちであるため、いくつかのスクールを見学したりパンフレットを比較したりして、自分に合ったところを探すとよいでしょう。

スクールは、入学金や授業料などで数万円から数十万円程度はかかってしまいますが、現場で活躍しているプロのフードコーディネーターの話が聞けるのは貴重な体験です。

通信講座

フードコーディネーターの資格は、すでに社会人として働いている人が取得するケースも多く、働きながら勉強をしたいという人にとって通信講座はうってつけといえるでしょう。

通学制の学校だと、どうしても開講時間や場所が制限されることから、仕事との両立は難しい場合があります。

しかし、通信講座であれば自宅に送られてくるテキストや問題集、DVDなどを利用して、自分で計画を立てて勉強を進めることが可能です。

フードコーディネーターの通信講座は、フードコーディネーター認定試験の試験対策講座として作られているものが多いため、教材に沿って学べば、フードコーディネーターの入門レベルとして必要な知識を効率よく習得できます。

通信講座の費用

フードコーディネーターの通信講座の費用は講座によってまちまちですが、3万円~5万円程度におさまるものが多いようです。

教材費のほか、入学金や教材発送料、模擬試験代に別途かかる場合があります。

すべてあわせても、10万円以下で受講できるものがほとんどでしょう。

通信講座のデメリット

通信講座は、いい点ばかりではありません。

通信講座の場合は学校に通学して学ぶのとは異なり、勉強するペースを自分で調整できるため、より「自主的に学ぶ姿勢」が求められます

人によっては、教材が届いたけど、それを開くことなく時間だけが過ぎてしまうこともあるようです。

また、疑問があった場合にその場ですぐ講師に質問をしたいのであれば、やはり対面で講師の指導を受けられる通学制の学校のほうが適しているといえます。

独学

フードコーディネーターの3級試験は、比較的合格率が高くなっています。

市販のテキストや過去問題集も販売されているため、独学で合格を目指すことも可能です。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

フードコーディネーターになるための学校の種類

フードコーディネーターになるために、特別な資格や学歴は必要ありませんが、フードコーディネーターを目指すのであれば、食や栄養に関する専門知識や調理技術・食ビジネス等について相応の知識やスキルが必要とされます。

そこで、まず調理の専門学校に通うという方法が挙げられます

調理の専門学校では調理技術のみならず、衛生や栄養・食品に関する広い知識について時間をかけて学びます。

将来フードコーディネーターとして活躍する上での基礎が身につくだけでなく、調理師栄養士などの資格もフードコーディネーターの仕事に役立たせることが可能です。

そのほか、家政学栄養学を専攻できる短大や大学に通うという方法もあります。

学校によってはフードコーディネーターとしての独立を支援してくれるだけでなく、食品関係の企業などへの就職サポート体制も整っています。

フードコーディネーターになるための大学

大学・短大に進学する場合は、食品・栄養・調理系の学科・コースを選ぶのが一般的です。

メリットとして、管理栄養士など他の資格を取得することもできる点があげられます。

フードコーディネーターの資格と両方を取得可能な大学もあるので、幅広い知識を得たい人にはぴったりでしょう。

また大卒の学歴を得ることで、フードコーディネーターとして企業に専門職で就職する際に有利となる場合もあります。

フードコーディネーターになるための専門学校

専門学校には、栄養・調理系の学科・コースが数多くあります。

専門学校では、栄養学や調理技術など食に関する知識と、スキルを体系的に勉強ができます

実習なども多く即戦力になるスキルが身に付けられるため、フードコーディネーターを目指す人には王道の進路とされています。

専門学校の中には、夜間のみの学校や通信教育を行っているところもあるため、仕事や育児などと両立しながらフードコーディネーターを目指し通う人も少なくありません。

また、フードコーディネーターの民間資格「フードコーディネーター資格認定試験」を主宰する協会が定める「認定校」を学ぶことで、「フードコーディネーター3級」の認定資格を得られます。

フードコーディネーターになるためのスクール

フードコーディネーターに関する勉強ができる場として、民間のスクールもあります。

フードコーディネーターとしての基礎を身につけながら、資格取得を最短距離で目指すスクールもあれば、社会人向けの夜間のみや週末のみに開催されるスクールや講座もあります。

すでに食関連の仕事に就いていたり、フードコーディネーターとして独立を目指したりする人が仕事の幅を広げるために通うことも多いようです。

もちろんこうした民間スクールの中にも、協会が定める「認定校」があります

フードコーディネーターを独学で目指す人はいる?

フードコーディネーターとして働く上で「フードコーディネーター資格認定試験」という資格はあるものの、必要とされる資格や学歴はありません。

そのため、誰でも「フードコーディネーター」と名乗れ、いつからでも自由に仕事をはじめられます。

ただし、フードコーディネーターは「食」に関する幅広い知識が求められる仕事であり、まずはその知識を身につけることが不可欠のため、大学・短大・専門学校などで勉強し、フードコーディネーターを目指す人が多くなっています。

こうした知識は独学で身につけることも不可能ではありません

独学のメリット

自分のペースで勉強ができる

独学の一番のメリットは、自分のペースで勉強ができることです。

フードコーディネーターは「食」の総合的な知識が必要とされる仕事で

  • 食文化
  • 食品・食材
  • 食の安全
  • 厨房設備
  • 食空間
  • テーブルコーディネート、テーブルマナー

など、幅広い内容の勉強をしていかなくてはなりません。

ただし、こうした内容は必ずしも学校で学ぶ必要はなく、市販のテキストを使えば独学で勉強することもできますし、会社に勤めながら育児や介護をしながら勉強も可能です。

また、まったくの未経験からフードコーディネーターの勉強をはじめるという人は、まず「フードコーディネーター資格認定試験」を目指して独学で勉強するという人が多いようです。

資格取得は独学でも可能

「フードコーディネーター資格認定試験」は、唯一のフードコーディネーター資格として知名度があり、資格取得に向けて勉強をすれば、フードコーディネーターに求められる知識が備わっていることを証明しやすくなります。

プロレベルに位置づけられる最上位の1級、またアシスタントレベルの2級は難易度が高く合格率も低いものの、3級資格認定試験はフードコーディネーターとしての入門レベルであり、市販の公式テキストを用いて独学して合格することは十分に可能です。

独学のデメリット

独学のデメリットとしては、どうしても経験や実践の場が少ないことです。

フードコーディネーターは、もちろん知識も大切ですが、経験や実践のなかで学ぶことも多く、経験を積むことによってよりステップアップできる仕事です。

大学や専門学校に進学した場合は、実習や体験などのカリキュラムも充実していて、卒業後すぐ現場に出ても対応できるスキルが身に付けられます。

しかし、独学の場合は自分でその経験する場を見つけなければなりません。

そのため、もし学校に通わずに食関連の総合的な知識を増やしていきたいのであれば、できるだけ「食の現場」に関わっていくことが大切です。

飲食店やキッチンスタジオ、料理教室などで働いたり、プロのフードコーディネーターのアシスタントとして働いたりして、食に関わる現場やビジネスに触れるチャンスを得る努力はしなくてはならないでしょう。

フードコーディネーターに向いている人

食の情報を伝えるフードコーディネーターは、いつでも想像力をはたらかせなければなりません

料理や食材を目の前にしたときに

  • 料理をもっとおいしく食べて欲しい
  • もっと見た目を美しくしたい

と想像力を発揮できるような人こそ、フードコーディネーターにふさわしいといえるでしょう。

そのためには、情報を発信するだけでなく

  • この料理を食べたときにどのように感じるか?
  • この料理を見てどう思うか?

と受け手がどのように感じるかを考える想像力も大切です。

フードコーディネーターに向いている人・適性・必要なスキル

フードコーディネーターのキャリアプラン・キャリアパス

フードコーディネーターは、料理そのものから料理のスタイリング、商品開発などさまざまな方面で活躍できます。

どのように知識を生かしていくかは人それぞれのため、キャリアプランやキャリアパスは人によって大きく異なります。

一般的な流れとしては、企業に勤めたりアシスタント経験で経験を積んだりしてフリーランスになる人も多いですが、フリーで仕事をするとなればなおさら個人の能力が問われます。

そのためには、食にまつわる知識をどんどん広げていく姿勢が大切で、毎日新しい食の情報を取り入れるぐらいの努力が必要とされるでしょう。

フードコーディネーターを目指せる年齢は?

フードコーディネーターには年齢制限が存在しないため、どのタイミングでなることを目指しても問題ありません

もしまったくの未経験からフードコーディネーターを目指すのであれば、まずは資格の取得を目指すのが一般的です。

自らの知識が深まるばかりでなく、独立した際などに顧客からの信頼が高まって、活動の幅が広げられます。

フードコーディネーターは近年注目を集めはじめた仕事のため現在は若い世代が中心となっていますが、今後は少子高齢化に伴い、高齢者向けのレシピやメニューを開発する中高年のフードコーディネーターも増えていくことでしょう。

フードコーディネーターの働き方の種類とその特徴

フードコーディネーターの雇用形態

フードコーディネーターの働き方
  • 正社員
  • 派遣
  • アルバイト・パート
  • フリーランス
  • 副業・在宅

正社員のフードコーディネーター

フードコーディネーターは、食に関連するさまざまな場所で必要とされている職業ですが、企業が「フードコーディネーター」という職種名で社員を募集するケースは多くないのが実情です。

ただし、「商品企画」や「宣伝」の仕事に携わりながら食の知識を生かして活躍したり、飲食店の新規出店やプロデュースに携わったりする仕事では、フードコーディネーターとしての知識やスキルを存分に発揮することもできます。

職種名にとらわれずにやりたい仕事ができる勤務先を探すとよいでしょう。

「フードコーディネーター資格取得者歓迎・優遇」といった記載がある場合は、フードコーディネーターの知識やスキルを生かせる仕事です。

積極的にチャレンジしてみましょう。

派遣のフードコーディネーター

フードコーディネーターのなかには、派遣で働く人もいます。

ただし、フードコーディネーターはフリーランスで働く人が多いため、派遣という雇用形態で働くことはあまり一般的でないようです。

フードコーディネーターを多数抱える企業が、仕事内容によって、他の企業にフードコーディネーターをアドバイザーや講師として派遣するというケースなど求人は稀です。

アルバイト・パートのフードコーディネーター

フードコーディネーターのアシスタントとして働く場合は、アルバイトや契約社員としての採用が一般的です。

アルバイトのうちは給与が安定せずに、苦しい生活を強いられることもあります。

しかし、すでにプロとして第一線で働いているフードコーディネーターの仕事を間近で見て手伝えることは、フードコーディネーターを目指す人にとって大きな経験です。

アシスタントとして働くうちに実力が認められ、仕事を振られたりプロとしてデビューしたりする人も多くいます。

フリーランスのフードコーディネーター

フリーランスで働くメリット

フードコーディネーターは、独立してフリーランスの形で仕事をしている人も大勢います。

独立した人は幅広い仕事に携わるケースが多く、企業などに勤務するのと比べて、多種多様な案件にチャレンジできたり、個人の名前で活躍したりできます

また、フリーランスであれば時間の融通をきかせやすいため、主婦がフードコーディネーターとして働くケースもよくあるようです。

フリーランスのフードコーディネーターになるには

フードコーディネーターとして独立するために、まずはプロのフードコーディネーターのアシスタントとなり、多様な現場経験を積んで独立するパターンが多いようです。

最初は買い出しや皿洗い、関係者への連絡など雑用のような仕事中心ですが、実力が認められれば徐々にレシピ企画などの仕事も任せてもらえるようになります。

また、アシスタント時代に業界内で人脈を作っておけば、独立後にもおおいに役立つでしょう。

副業・在宅のフードコーディネーター

副業・在宅で働いていても「フードコーディネーター」と名乗り、活動することは可能です。

近年は、自分でサイトやブログを立ち上げレシピを公開したり、YoutTubeなどの動画サイトで料理動画を公開したりして人気を集め、レシピ本を出版したりメディアに出演する人も増えています。

直接収入に結びつかないことも多いですが自宅にいながらにして活動でき、地方在住や子育て中の主婦でも活動が可能なため、今後フードコーディネーターの新しい働き方として注目を集めることになりそうです。

フードコーディネーターの求人・就職状況・就職先選びのポイント

フードコーディネーターの就職先

フードコーディネーターの働き方
  • フリーランス
  • 特定の企業や団体に所属する

フードコーディネーターの働き方を大きく分けると、フリーランスでさまざまな仕事を請け負う人と、特定の企業や団体に所属して働く人の2パターンがあります。

フードコーディネーターとして企業等に就職する場合は

  • 食品メーカーなどの企業
  • レストラン
  • キッチンスタジオ
  • スポーツ関連施設

などが挙げられます。

中には企業で何年か経験を積み、自信を付けたのちに独立する人や、アシスタントを経て独立していく人などもいます。

フードコーディネーターの働き方の種類とその特徴

フードコーディネーターの求人の状況

フードコーディネーターは、食に関連するさまざまな場所で必要とされている職業です。

しかし、フリーランスで働く割合が多く、企業が「フードコーディネーター」という職種名で社員を募集するケースは多くないのが実情です。

フードコーディネーターの就職先のひとつとなる食品メーカーでは、「商品企画」や「宣伝」の仕事に携わりながら、食の知識を生かして活躍します。

また、飲食店を運営する会社の本部に勤める場合たとえフードコーディネーターという肩書きではなくても、飲食店の新規出店やプロデュースに携わるなど、フードコーディネーターとしての知識やスキルを存分に発揮することもできます。

企業の募集要項を見るときは職種名にとらわれず、仕事内容まで確認し、やりたい仕事ができる勤務先を探すとよいでしょう。

フードコーディネーターの就職先の選び方

フードコーディネーターとして企業に就職する場合は、勤務先の社員やスタッフとして働くことになるため、基本的に自社の業務以外には携われません

安定した収入を得ながらキャリアを伸ばし、個人ではなかなか請け負えないダイナミックな仕事を経験できることがあります。

フードコーディネーターの志望動機・面接

フリーランスであれば、実際に面接をしたり志望動機を問われたりする機会はあまりありませんが、フードコーディネーターは企業に就職する際に必ず志望動機を問われます。

「フードコーディネーターとして何をしたいのか? 何ができるのか?」をしっかりと考えておくことは大切です。

幅広い仕事に関わるフードコーディネーターは、「フードコーディネーターとしてこういうことがやりたい!」という強い意思を持ち、自分で自分の道を切り開いていく気持ちが大切です。

フードコーディネーターの志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

就職先はどのように探したらいい?

食品メーカーでは、「商品企画」や「宣伝」としてフードコーディネーターのような仕事をする職種が募集されることもあるため、しっかりと仕事内容を吟味して就職先を探すとよいでしょう。

師匠の下でアシスタントとして経験を積みたい場合は、まずはプロのフードコーディネーターのアシスタント募集を見つけ、応募する必要があります。

フリーで活躍するフードコーディネーターは多いため、アシスタントの需要もそれなりにあるといえます。

個人がアシスタントを募集する際は普通、求人サイトなどには掲載されず、フードコーディネーターの個人ホームページやブログ、SNS上などで募集することが多くなっているようです。

「フードコーディネーターになるには」のまとめ

フードコーディネーターはなるための絶対的なルートはありません。

フードコーディネーターになるために資格は必要ではありませんが、活動する際に有利になりやすい資格として、フードコーディネーター資格認定試験があります

3級は通信講座・独学でも取得できますが、フードコーディネーター協会が「認定校」と定める学校で科目を履修した人は、資格認定試験が免除され、3級の認定資格を得ることが可能です。

2級以上になると、知識だけでなく、技術力も必要になるため経験を積む必要があります。

専門学校やスクールなどでは現場の実習も行えますが、通信講座や独学の場合は自分で技術を学ぶ方法を見つける必要があるでしょう。

フードコーディネーターはフリーランスで働く人が多く、アシスタントを経て独立する場合と、学校や通信講座などで資格を取得して独立する場合があります。

アシスタントであっても学校・通信講座であってもフードコーディネーターになるには、幅広い知識と経験が必要になります。

アシスタントではプロの現場を肌で体験でき、学校や通信講座では基礎が身につくだけでなく、調理師や栄養士などの資格が取れるなど、どちらにもメリットがあります。

またフードコーディネーターとして活躍するには、食にまつわる知識をどんどん広げていく姿勢が大切で、毎日新しい食の情報を取り入れるぐらいの努力が必要とされるでしょう