ファイナンシャルプランナーの資格の種類と費用・国家資格はある?

ファイナンシャルプランナーの資格とは

ファイナンシャルプランナーという職業には、複数の資格が存在し、国家資格もあれば民間資格もあり、それぞれ特徴や認定団体などが異なります。

以下が、ファイナンシャルプランナーの代表的な資格です。

・3級FP技能士
・2級FP技能士
・1級FP技能士
・AFP
・CFP

上記のうち、「FP技能士(3級・2級・1級)」が国家資格であり、「AFP」と「CFP」は民間資格となっています。

ファイナンシャル・プランニング技能士

「ファイナンシャル・プラニング技能検定(FP技能検定)」は国家試験で、この技能検定は「金融財政事情研究会」と「日本FP協会」という2つの団体が実施しています。

「1級FP技能士」「2級FP技能士」「3級FP技能士」の3種類のうち、「1級FP技能士」が最も難易度が高くなっており、検定に合格すると国家資格である「ファイナンシャル・プランニング技能士」を名乗ることができます。

この資格に有効期限や更新の必要もないので、一度取得すれば一生物の資格になります。

FP技能検定とは?

AFP

「AFP(アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー)」は民間資格で、日本FP協会の資格認定会員であり、2級FP技能士と同等レベルに位置付けられています。

AFP認定研修を修了して、かつ2級FP技能検定(兼AFP資格審査試験)に合格し、所定の期間内に日本FP協会に登録することでAFP資格が授与されます。

AFP資格認定会員は、年会費12,000円で、2年ごとに資格を更新します。

また、AFP認定者には継続教育が義務付けられており、2年間で15単位を取得することが資格更新の要件です。

AFP資格とは?

CFP

「CFP(サーティファイド ファイナンシャル プランナー) 」もAFPと同じく民間資格で、北米、アジア、ヨーロッパ、オセアニアを中心に世界24カ国・地域(2019年2月現在)で導入されている国際的な資格です。

日本FP協会の「CFP資格の概要」によると、認定要件である「4E(教育、試験、経験、倫理)」と、実務プロセス指針であるファイナンシャル・プランニング・プロセスの「6ステップ」のコンセプトに基づいて世界共通水準のファイナンシャル・プランニング・サービスを提供できることを証明する資格です。

CFPの資格取得条件は、CFP資格審査試験に合格し、CFPエントリー研修を終え、通算3年以上の実務経験があることになります。

CFP認定者には継続教育が義務付けられ、2年ごとに資格を更新し、2年間で30単位を取得することが要件です。

入会費は5,000円ですが、年会費は20,000円、CFP資格の認知普及のための費用が毎年8,000円必要になります。

CFP資格とは?

ファイナンシャルプランナーの受験資格

ファイナンシャルプランナーの受験資格は受験するレベルにより異なります。

たとえば、ファイナンシャル・プラニング技能検定の3級は誰でも受験することができますが、2級の受験資格は3級の合格者、2年以上の実務経験などが条件となります。

また、民間資格のAFPは2級FP技能検定の合格とAFP認定研修に参加が条件となり、研修機関(通学、通信講座等)で68単位以上履修・提案書を提出しなくてはいけません。

ただし、年齢や学歴の制限はないので、高卒でもやる気さえあれば資格を取得することはできます。

ファイナンシャルプランナーの受験費用

ファイナンシャルプランナーの受験費用はレベルや種類により異なります。

また、FP技能検定は国家資格で一度取れば更新なども必要ないですが、AFPとCFPは資格更新には2年毎に単位の取得が必須で、入会金や年会費も必要になります。

FP技能検定の受験手数料は下記のとおりです。

<3級FP技能検定>
学科と実技:6,000円
学科:3,000円
実技:3,000円

<2級FP技能検定>
学科と実技:8,700円
学科:4,200円
実技:4,500円

<1級FP技能検定>
学科:8,900円
実技:25,000円

<AFP>
AFP認定研修は受講する認定教育機関により費用は異なり、AFP登録条件である2級FP技能検定に合格しているかどうかも影響します。

また、AFPは資格登録や更新にもお金がかかり、その内容は以下の通りです。

入会金:10,000円
年会費:12,000円

<CFP>
1科目 5,400円
2科目以上は1教科ごとに4,320円(全6教科)

CFPも資格登録や更新にもお金がかかり、その内容は以下の通りです。

入会金:5,000円
年会費:20,000円

ファイナンシャルプランナーの難易度・勉強時間

「FP技能士」は独学も可能

ファイナンシャルプランナー(FP)の資格は何種類かに分かれますが、「FP技能士」は研修などを受講する必要もなく、独学での取得が目指せます。

そのため、市販の参考書や問題集を使うなどをして勉強すれば、最大限費用を抑えることが可能ですが、まったく知識がないところから完全に独学で合格を目指すには、それなりの覚悟と努力、勉強時間の確保が必要になります。

ファイナンシャルプランナーとして評価されるFP技能士2級資格は、合格率は30%~40%とそこまで低くはありませんが、実務経験者やFP3級合格者である程度の知識があるということが前提だからといえます。

実務経験などもなく、独学は不安という場合は、通学制のスクールや通信講座を使うことで効率的な学習ができます。

「AFP」と「CFP」は研修参加や実務経験が必須

FP資格のなかでもAFPとCFPの資格取得を目指す場合は、基本的に、AFP認定研修を修了する必要があります。

AFPは、認定条件としてAFP認定研修の修了のほかに「2級FP技能士」を取得していることが条件になるため、各認定教育機関では、2級FP技能士資格をすでに持っている人と、これから取得する人向けの2種類の講座から選びます。

CFPは試験前後に通算で3年間の実務経験が必要になり、勉強だけではなく実際に顧客を持ち働かなくてはいけないので、金融機関などに所属していない場合資格取得は難しいといえるでしょう。

ファイナンシャルプランナーの合格率

ファイナンシャルプランナー試験のうち、最も難易度の低い3級FP技能士検定は、学生や主婦でも取得する人が多く、合格率は50%~70%です。

実務経験者や3級FP技能士資格取得済の人が受験する2級FP技能士検定の合格率は30%~40%前後です。

30%~40%前後と聞くとそんなに難しくない印象を受けるかもしれませんが、普段から業務でファイナンシャルプランナーの知識を使っている人たちが受験しても落ちてしまうことを考えると難易度が高いといえます。

また、1級FP技能士やCFPはかなり難易度が高くなるので、取得することができれば昇格や転職での年収アップが期待できます。