アイリストに必要な資格は? 美容師免許は必要?

美容師免許は必要不可欠

無資格者の施術によるトラブル多発

 
アイリスト」という職業が定着し始めたのは、ここ十年ほどの間のことです。

かつては美容に関する職業といえば、髪のケアをするスペシャリストである「美容師」や「理容師」、ヘアメイクのスペシャリストである「メイクアップアーティスト」、爪のケアをするスペシャリストである「ネイリスト」などが主流でした。

しかし、近年になって急速に「まつ毛のエクステ」や「まつ毛パーマ」など目元に関するお手入れへの関心が高まったことで、美容サロンでこういった施術メニューが取り入れられるようになっています。

もともと、まつ毛エクステやまつ毛パーマは資格がなくてもできる施術で、知識や技術もないまま見よう見まねで施術を行うスタッフも多くいました。

しかし、無資格でもできることから、施術・接客レベルが低下し、目の腫れ、眼球トラブルなどのトラブルが続出していました。

これを受け、平成20年3月に厚生労働省から「まつ毛エクステンションによる危害防止の徹底について」という内容が通達され、まつ毛の施術には国家資格である「美容師免許」が必要になっています。

美容師免許の取得方法

 
美容師免許を取得するには、まず厚生労働省が指定する専門学校(昼間部2年、夜間部2年、通信科3年のいずれか)に進学し、必要な過程を修了することで、美容師国家試験の受験資格を得る必要があります。

そして、国家試験に合格することで美容師免許の交付を受けます。

美容師試験は筆記試験と実技試験がありますが、専門学校の授業を真面目に受け、繰り返し実技課題を練習しておけば、合格することは難しくありません。

美容師国家試験は年に2回、2月と8月に開催されており、2月の試験の合格率は80%~90%程度、8月試験の場合は50%~60%と大きな差が出ています。

絶対に合格できる試験というわけではありませんが、美容学校できちんと学び、わからないところや苦手なところをなくすように心がければ大丈夫でしょう。

アイリストにおすすめの検定資格

アイリストとして働くにあたっては、必須となる美容師免許以外に、取得しておくと役立つ民間検定がいくつか存在します。

検定資格を取得すれば自分の技術や知識を客観的に示すことができるため、就職や転職の際に有利になることは珍しくありません。

またお客さまにとっても、しっかりと専門的な技術をもつアイリストということがわかりやすく、安心感につながります。

アイリストは技術職で自分の技術を高めていく必要があり、より高いレベルの検定資格取得を目標に日々努力を続ける人もいます。

日本まつ毛エクステンション認定機構(JECA)

「JACA」は安全衛生面に特化した検定を実施している協会です。

この協会が認定する資格には、「安全技術師」「まつ毛エクステンション1・2・3級」「認定講師」の5種類があります。

このうち「安全技術師」の資格を取得しておけば、日本まつげエクステンション協会(JLA)の「アイデザイナー技能検定試験」を受けることができるようになります。

なお、サロンワークで必要とされるレベルは「まつ毛エクステンション2級」レベルです。

社団法人 日本まつげエクステンション協会ホームページ

日本まつ毛エクステンション専門家会(JLA)

「JLA」は加盟しているアイラッシュサロンが多く、同会で実施される「アイデザイナー技能検定試験」は最も認知度が高い検定です。

この資格を就職・転職の際の求人条件にするサロンもあるため、取得を目指すアイリストが多いとされています

レベルは低いほうから「ジュニアアイデザイナー」「アイデザイナー」「トップアイデザイナー」と展開され、サロンワークで必要とされるのはアイデザイナーとされています。

日本まつ毛エクステンション専門家会(JLA)ホームページ

まつ毛エクステンション技能検定試験(JEA)

「JEA」のものはJLAに次いで知名度がある資格で、取得するとディブロマと呼ばれる証明書に加えて、顔写真入りのライセンスカードを発行してもらえます。

「ベーシック(3級)」「スタンダート(2級)」「プロフェッショナル(1級)」と3段階の資格がありますが、ベーシックではディプロマは発行されません。

サロンワークを目指すアイリストであれば、スタンダード取得を目指すことをおすすめします。

プロフェッショナル(1級)の取得は非常に難しく、保持者も少ないです。

取得できれば、独立や転職の際に有利に働くでしょう。

一般社団法人日本アイリスト協会 まつ毛エクステンション技能検定試験

日本まつ毛エクステ協会(NEA)

「NEA」の資格は、JLAやJEAに比較すると知名度は劣るものの、技術力を重視する検定です。

試験は「プロアイリスト検定」とよばれ、レベルが低いほうから「3級」「2級」「1級」と展開されています。

サロンでプロとしてお客様に施術をこなせるレベル目安は2級です。

「プロアイリスト認定講師」という資格もあり、そちらはおもにスクール講師やサロン店長など1級取得後の高技術保持者を対象にしています。

日本まつ毛エクステ協会(NEA) ホームページ