イベントコンパニオンとナレーターコンパニオンの違い
目次
ナレーターコンパニオンとは
ナレーターコンパニオンの仕事
イベントコンパニオンと同様に、展示会をはじめさまざまな会場で開催されるイベント、新商品発表会、レセプションなどにキャスティングされるのがナレーターコンパニオンです。
美貌や均整のとれたプロポーション、爽やかな笑顔や接客技術といったイベントコンパニオンに必要な素質、スキルに加え、ナレーションの技術も求められる難しい職種であるといえます。
そのため時給や日給はイベントコンパニオンより高く、休憩時間が長いなど待遇もいいことが多いようです。
イベントコンパニオンとナレーターコンパニオンの違い
一般的なイベントコンパニオンは
・ポーズをとって商品や展示品、サービスなどをPRする
・来場者に商品の説明を行う
・パンフレットやサンプルを配布する
ことなどを主な業務としています。
これに対し、マイクを使って商品やサービスの説明などを行うのがナレーターコンパニオンです。
ナレーターコンパニオンは、企業ブースではなく、会場のステージなどに立ち、マイクをもってより多くのお客さまに商品やサービスをPRします。
ただ商品の説明や接客をするだけのイベントコンパニオンに対し、原稿を読み上げなければならないため、役者やアナウンサーと同様事前の準備が大切です。
また、ただ原稿を読むだけでなく、正しい発音や聞き取りやすい声で、わかりやすく説明をすることが求められます。
ナレーターコンパニオンになるには
ナレーターコンパニオンの求人では、イベントコンパニオンとしての経験を積んでいることが採用条件に挙げられることがほとんどであるため、まずはイベントコンパニオンを目指し、そこからキャリアアップしていくのが一般的です。
大規模な展示会や有名イベントで活躍するナレーターコンパニオンになるには、ナレーターの養成コースがある学校やそれに準ずるスクールでナレーションのスキルを習得することが必要です。
事務所によっては、先輩ナレーターコンパニオンが講師となって希望者にレクチャーする研修が行われるところもあり、有望な人材は無料で研修が受けられるシステムも見られます。
しかし、こうした学校や研修で学んでも、もともと持っている素質による部分が大きいのが現状です。
滑舌の良さ、標準語のアクセント、暗記力、人前に出る度胸、声の使い方による表現力などを総合したスキルが円満に備わっていなければ一流のナレーターコンパニオンにはなることは難しいでしょう。
ナレーターコンパニオンのキャリアアップ
ナレーションに加えてアナウンスの技術も習得すれば、ステージ上などで司会進行を務めるMCにスキルアップすることもでき、その場合はさらに給料や待遇が良くなります。
イベントコンパニオンはどうしても見た目が重視され、30代になると引退する人が増えますが、ナレーターコンパニオン、MCコンパニオンとしてキャリアアップすれば、よりこの業界で長く仕事を続けるチャンスがあるでしょう。
ナレーターコンパニオンを引退しても、アナウンスのスキルを生かし、結婚式やセレモニーの司会業などで活躍したり、モデルやタレント、アナウンサーやナレーターとしてメディアで活躍する道も開けます。