イベントコンパニオンの1日のスケジュール・勤務時間や休日についても解説

イベントコンパニオンの業務スケジュール

勤務がない日にも業務はある

イベントコンパニオンが活躍するイベントや展示会は常に開催されているわけではありません。

日本でもっとも有名な展示会のひとつで、多くのイベントコンパニオンの晴れ舞台である「東京モーターショー」でさえ、1年のうち10日前後の日程です。

また小規模なイベントは土日のみの開催というものも多く、1つの催し物ごとに単発で仕事を請けるイベントコンパニオンにとっては、会社員のように安定的に週5日勤務するというような体制は難しいでしょう。

しかし、勤務がない日でも次のイベントのオーディションを受けたり、大規模な展示会には開催前にリハーサル日があったりと、仕事に関連したさまざまな業務が行われています。

所属事務所によっては歩き方や立ち方のレッスン、接客やナレーションの研修を行うこともあり、勤務のない日はスキル磨きにも使われているのです。

催し物によってスケジュールはまちまち

東京モーターショーを例に挙げると、開催時間は日によって若干異なるものの、もっとも多いのは10時から20時というパターンです。

またブースや業務内容によって異なりますが、1時間ごとに10分〜30分の休憩を取ることが多く、待遇がいいケースだと30分の勤務と1時間の休憩を繰り返すスケジュールです。

一般的な仕事に比べると圧倒的に休憩が多く楽なように感じますが、表舞台では立ちっぱなしで、常に注目されているため気を抜くことはおろか笑顔を絶やすこともできないため、非常に体力がいる仕事なのです。

さらに、大規模な展示会場は郊外にあることが多く、都心などに住むイベントコンパニオンにとっては通勤時間がかかることもネックになり、早朝に自宅を出発して帰宅すると深夜になるということも珍しくありません。

逆にレセプションや新商品発表会などの場合、勤務時間が2〜4時間程度ということもあり、その場合は当然、1日拘束の仕事と比較すると低めになります。

拘束時間が長いと体がきつく、短いと思うように稼げないというのがイベントコンパニオンの悩みの種だといえるでしょう。

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あるイベントで働くイベントコンパニオンの1日

06:00 起床
少々早めに起きてシャワーを浴び、スキンケアを入念にしてからメイクアップとヘアメイクを行います。
08:30 会場集合
集合時間は厳守です。
大きな会場は集合場所がわかりにくいことが多いため、開催初日には余裕を持って家を出ます。
09:30 ミーティング
着替えやメイク直しを済ませてからミーティングを行います。
広告代理店のディレクターなどが中心となり、業務の流れや休憩時間、注意事項などが伝えられます。
10:00 開場
いよいよ来場者を迎えて実際の業務がスタートします。
午前中は来場者が多いので、パンフレットやサンプル品の配布を中心とした仕事になります。
1時間ごとに10分の休憩を挟みますが、表舞台では立ちっぱなしなのでなるべく座って体を休めるようにします。
13:30 昼食、休憩
休憩中にコスチュームのままで控え室の外に出ることは禁じられているため、代理店が用意したお弁当で済ませます。
20:00 閉場
来場者を見送り、簡単なミーティングの後、着替えて帰宅します。
23:30 就寝
お風呂にゆっくり浸かり、明日に備えてボディケアやスキンケアを念入りに行ってから就寝します。
仕事が続く場合はしっかり睡眠時間を確保するようにしています。

イベントコンパニオンの勤務時間

一般的なイベントの場合

イベントコンパニオンが活躍するイベントや展示会は、たいてい10:00ごろから20:00ごろまで行われます。

1つのイベントで勤務する際は、準備や後片付け、着替えなどを含めて開催時間の前後1時間ほどが勤務時間とされることが多いようです。

勤務時間内も、1時間に10~30分程度の休憩が与えられるなど実働時間は少ないですが、拘束時間が長く、人目にさらされる時間が長いため、決して楽な仕事とはいえません。

また、イベントや展示会が行われるような大規模な会場は郊外にあることが多く、勤務する会場も毎回異なるため、移動時間を含めると早朝や深夜までとなることも少なくありません。

短時間勤務の場合

レセプションやマスコミ向けの新商品発表会などの場合、勤務時間が2~4時間程度という短時間のこともあります。

仕事内容はあまり変わりませんが、拘束時間が短くなる分、日当も少なくなります。

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イベントコンパニオンの休日

イベントコンパニオンは毎日仕事があるわけではありません。

イベントコンパニオンが活躍する大規模なイベントの仕事は、大抵集客が見込める土日や祝日などに行われます。

そのため平日には仕事があまりなく、学生や本業を持つOLが両立することも可能です。

イベントコンパニオンの残業時間

イベントコンパニオンの仕事は、残業はほとんどありません。

イベントが終わればイベントコンパニオンの仕事も終わり、後片付けや着替えなどを済ませればすぐに退勤できることがほとんどです。

イベントコンパニオンは忙しい? 激務?

イベントコンパニオンの仕事は、表舞台では立ちっぱなしで、常に注目されているため気を抜くことはおろか笑顔を絶やすこともできません。

ただ笑顔で立っているだけで給料が得られると考える人もいますが、想像以上に過酷な仕事でもあるのです。

また、仕事を獲得するためにはオーディションを受け続けなければなりませんし、そのためには容姿をはじめ自分を磨く努力が求められます。

決して忙しい仕事ではありませんが、その裏には多くの努力が必要なこと、また体力や精神力が求められる仕事であるということは理解しておきましょう。

イベントコンパニオンの休日の過ごし方

休日も忙しく過ごす

多くのイベントコンパニオンは、勤務がない日でも次のイベントのオーディションを受けたり、大規模な展示会には開催前にリハーサル日があったりと、仕事に関連したさまざまな仕事があります。

所属事務所によってはウォーキングなど自分を美しく見せるためのレッスン、イベントコンパニオンとして必要な接客やナレーションの研修が行われるなど、休日も忙しく過ごす人が多いようです。

アルバイトとの両立

生活のためにイベントのない平日にアルバイトをしている人もいますが、オーディションやイベントの予定が急に決まることもあるため、派遣や日雇いなど自由度の高いアルバイトを掛け持ちする人が多いようです。

イベントコンパニオンのためのさまざまな活動と、生活のためのアルバイトの両立をするために頭を悩ませる人も少なくありません。